五泉市議会 > 2011-03-04 >
03月04日-議案説明、質疑、討論、採決、一般質問-01号

  • "生息調査"(/)
ツイート シェア
  1. 五泉市議会 2011-03-04
    03月04日-議案説明、質疑、討論、採決、一般質問-01号


    取得元: 五泉市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-17
    平成23年  3月 定例会(第2回)        平成23年第2回五泉市議会定例会会議録 第1号               平成23年3月4日(金曜日)                                            議事日程 第1号                   平成23年3月4日(金曜日)午前9時52分開会・開議 第 1 議長報告                                          (1) 閉会中議員辞職について                                (2) 広報特別委員会委員の辞任について                      第 2 会議録署名議員の指名                               第 3 会期日程について                                 第 4 議長報告                                          (1) 監査報告                                       (2) 専決処分の報告について                                (3) 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告                (4) 議員派遣について                              第 5 当局報告                                          (1) 山王中学校耐震補強事業に係る追加工事について                     (2) 千原地内における地下水汚染について                     第 6 発議第1号 議会活性化等特別委員会の設置について                 第 7 議長報告                                          (1) 議会活性化等特別委員会委員長及び副委員長の互選結果について         第 8 議第 2号 専決処分の報告承認について(平成22年度五泉市一般会計補正予算(第9           号))                                 第 9 議第 3号 新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変           更について                              第10 議第13号 平成22年度五泉市一般会計補正予算(第10号)            第11 議第14号 平成22年度五泉市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)       第12 議第15号 平成22年度五泉市老人保健特別会計補正予算(第2号)         第13 議第16号 平成22年度五泉市介護保険特別会計補正予算(第5号)         第14 議第17号 平成22年度五泉市下水道事業特別会計補正予算(第5号)        第15 議第18号 平成22年度五泉市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)       第16 議第19号 平成22年度五泉市川東財産区一般会計補正予算(第2号)        第17 議第20号 平成22年度五泉市村松第二工業団地造成事業特別会計補正予算(第1号) 第18 議第21号 平成22年度五泉市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)      第19 議第22号 平成22年度五泉市水道事業会計補正予算(第5号)           第20 施政方針の説明                                  第21 議員派遣について                                 第22 市政一般に関する質問                                                                          本日の会議に付した事件                                   日程第 1 議長報告………………………………………………………………………………………5       (1) 閉会中議員辞職について                                (2) 広報特別委員会委員の辞任について                     日程第 2 会議録署名議員の指名………………………………………………………………………5 日程第 3 会期日程について……………………………………………………………………………5 日程第 4 議長報告………………………………………………………………………………………5       (1) 監査報告                                       (2) 専決処分の報告について                                (3) 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告                (4) 議員派遣について                             日程第 5 当局報告………………………………………………………………………………………6       (1) 山王中学校耐震補強事業に係る追加工事について                     (2) 千原地内における地下水汚染について                    日程第 6 発議第1号…………………………………………………………………………………30 日程第 7 議長報告……………………………………………………………………………………31       (1) 議会活性化等特別委員会委員長及び副委員長の互選結果について        日程第 8 議第2号……………………………………………………………………………………31 日程第 9 議第3号……………………………………………………………………………………38 日程第10 議第13号…………………………………………………………………………………39 日程第11 議第14号…………………………………………………………………………………49 日程第12 議第15号…………………………………………………………………………………51 日程第13 議第16号…………………………………………………………………………………53 日程第14 議第17号…………………………………………………………………………………55 日程第15 議第18号…………………………………………………………………………………56 日程第16 議第19号…………………………………………………………………………………57 日程第17 議第20号…………………………………………………………………………………58 日程第18 議第21号…………………………………………………………………………………59 日程第19 議第22号…………………………………………………………………………………60 日程第20 施政方針の説明……………………………………………………………………………61 日程第21 議員派遣について…………………………………………………………………………81                                            出席議員(22名)       2番  佐 藤   渉 君        3番  平 井 敏 弘 君       4番  牛 膓 利 栄 君        5番  熊 倉 政 一 君       6番  広 野   甲 君        7番  芳 賀 和 久 君       8番  長谷川 秀 行 君        9番  剣 持 雄 吾 君      10番  鈴 木 良 民 君       11番  山 田   博 君      12番  石 黒 俊 雄 君       13番  阿 部 周 夫 君      15番  池 田 邦 一 君       16番  目 黒 末 治 君      17番  相 田   豊 君       18番  長谷川 真 介 君      19番  川 瀬 圭 介 君       20番  羽 下   貢 君      21番  鈴 木 光 規 君       22番  猪 熊   豊 君      23番  後 藤   寛 君       25番  土 田 春 夫 君                                            欠席議員(なし)                                            地方自治法第121条の規定により、説明のため議場に出席した者。  市     長  伊 藤 勝 美 君   副  市  長  五十嵐   明 君  会 計 管理者兼  森   洋 子 君   教  育  長  關 根   忠 君  会 計 課 長  総 務 課 長 併  丸 山 伸 夫 君   企 画 政策課長  長谷川 昭 志 君  選挙管理委員会  事 務 局 長  財 政 課 長  小 林 康 三 君   税 務 課 長  新 堀 清 隆 君  市 民 課 長  川 村 正 美 君   環 境 保全課長  笠 原 伸 五 君  健康福祉課長兼  番 場 幸 夫 君   高齢福祉課長兼  酒 井 範 子 君  社会福祉事務所長             五 泉 地域包括                       支 援 センター                       所 長 兼 村 松                       地 域 包括支援                       セ ン ター所長  こ ど も 課 長  杉 山 信 二 君   農 林 課 長  高 岡 徳 康 君  商 工 観光課長  西 川 和 明 君   都 市 整備課長  塚 野 文 雄 君  上 下 水道局長  石 本 勇貴高 君   教 育 委 員 会  小 黒 常 樹 君                       学校教育課長兼                       学 校 給 食                       セ ン ター所長  教 育 委 員 会  湯 浅 善 章 君   図 書 館 長  山 田 千 舟 君  生涯学習課長兼  公民館長兼村松  公民館長兼勤労  青少年ホーム館  長兼村松郷土資  料館長兼青少年  育成センター所長  監査委員事務局長 星 野   弘 君   農 業 委 員 会  渡 辺 隆 一 君  併 公 平委員会              事 務 局 長  書  記  長  併固定資産評価  審査委員会書記  消 防 長 兼  落 合 宏 一 君   消防本部予防課長 林   信 夫 君  消防本部総務課長             兼 消 防 署 長  村 松 支所長兼  佐 藤 康 信 君  地 域 振興課長                                            職務のため議場に出席した事務局職員。  局     長  梁 取   浩 君   主     幹  五十嵐 玲 子 君  主     幹  飯 利 義 孝 君              午前 9時52分 開会・開議 ○議長(土田春夫君) ただいまの出席議員は全員でありますので、平成23年第2回五泉市議会定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。  当局から既に配付いたしました議案中、お手元に配付してあります正誤表のとおり訂正の申し出がありましたので、ご承知おき願います。 △日程第1 議長報告   (1) 閉会中議員辞職について   (2) 広報特別委員会委員の辞任について ○議長(土田春夫君) それでは、日程第1、議長報告であります。  去る2月28日、小島義德君から辞職願が提出され、会議規則第141条の規定により辞職を許可したので、報告をいたします。  また、去る3月1日、阿部周夫君から広報特別委員会委員の辞任願が提出され、委員会条例第14条の規定により辞任を許可したので、ご報告をいたします。 △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第2、会議録署名議員の指名でありますが、会議規則第81条の規定により、議長指名といたします。  よって、2番、佐藤渉君、3番、平井敏弘君、4番、牛膓利栄君を指名いたします。 △日程第3 会期日程について ○議長(土田春夫君) 次に、日程第3、会期日程でありますが、会期は本日より25日までの22日間とし、議事日程についてはお手元に配付の日程表のとおりといたしたいのでありますが、ご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定しました。 △日程第4 議長報告   (1) 監査報告   (2) 専決処分の報告について   (3) 教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告   (4) 議員派遣について ○議長(土田春夫君) 次に、日程第4、議長報告であります。  監査委員より例月出納検査及び定期監査の結果について、市長より専決処分の報告について、教育委員会より教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価報告について、それぞれ議長に報告書が提出されました。よって、その写しをお手元に配付してありますので、さようご承知おきを願います。  次に、さきに行いました議員派遣について、会議規則第161条の規定により、お手元に配付のとおり報告をいたします。 △日程第5 当局報告   (1) 山王中学校耐震補強事業に係る追加工事について   (2) 千原地内における地下水汚染について ○議長(土田春夫君) 次に、日程第5、当局報告であります。  当局の報告を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) おはようございます。それでは、当局報告をさせていただきます。  まず、山王中学校耐震補強事業に係る追加工事についてご報告申し上げます。山王中学校耐震補強事業は、五泉小学校、十全小学校、五泉中学校の3校の耐震補強工事とともに、平成22年2月18日、臨時会において平成21年度補正予算とあわせて繰越明許の議決をいただきました。平成22年3月17日に山王中学校校舎棟耐震補強工事入札を行い、3月定例会最終日、3月19日に小柳建設株式会社東蒲原営業所との契約額1億9,603万5,000円の工事請負契約締結の議決をいただき、設計書のとおり工事が行われ、11月30日に竣工いたしました。その後県の工事検査を受ける準備を進めておりましたが、内壁補強4面のうち3面の内壁の鉄筋が判定書では直径19ミリメートルであったものが、工事発注用の設計書では16ミリメートルとなっていたことが発覚いたしました。したがいまして、実際の工事は判定書より細い鉄筋で施工していたものであります。このことから、耐震強度を再計算したところ、1階部分のIs値が0.688、2階で0.670と算定され、文部科学省の補助基準の0.7を下回ることが判明し、Is値を文部科学省の基準の0.7以上に引き上げる対応策として、校舎西側外壁の1階、2階部分を耐震補強する工事を追加実施するものであります。  工事請負費の予算につきましては、繰越明許いたしました平成21年度五泉市一般会計補正予算(第13号)、10款教育費、3項中学校費、3目学校建設費の耐震補強事業より支出を予定しております。また、施工時の騒音、振動等にも十分配慮するとともに、施工箇所が給食準備室の外壁でありますので、給食業務に支障がないように3月8日より学校給食センターから配送の予定であり、学校運営に万全を期してまいります。  そこで、このたびの追加工事が必要になった原因についてでありますが、耐震補強判定書の作成並びに申請業務は工事の実施設計業務とあわせて業務委託しております。よって、受託業者からは耐震補強判定書のとおりの工事設計書が市に提出され、同判定書のとおりに耐震補強工事が行われるはずでありましたが、判定書と同一であるべき工事設計書に差異が生じていたものであります。差異が生じた経過については現在調査中でありますが、判定書は判定委員会へ当初申請を行い、同委員会での審査が進む中で委員会の指示により設計内容が変更になり判定をいただいたものであります。しかし、市に提出された工事設計書は、当初申請の判定委員会へのものであったために差異が生じたものと推測しております。今後慎重に調査を進めまして、原因が明確になった段階で損害賠償も含めしかるべき対応をとってまいる所存であります。山王中学校の生徒並びに保護者の皆様を初め、関係各位にはご迷惑をおかけすることをおわび申し上げるとともに、安心、安全な校舎の確保のため追加工事の実施にご理解を賜りますようお願い申し上げます。  以上、山王中学校耐震補強事業に係る追加工事についてご報告いたしました。  次に、千原地内における地下水汚染についてご報告申し上げます。本件は、千原地内で市が独自で調査をしている井戸水からテトラクロロエチレンが基準値の2.6倍の濃度で検出されたものであります。当地域は、昭和61年にテトラクロロエチレンによる地下水汚染が判明して以来、定期的に水質調査を実施し、監視を続けてきた経緯があります。  当時の経過について若干ご説明いたします。昭和61年に実施された新潟県の調査により、村松甲地内の井戸で環境基準値を超える濃度のテトラクロロエチレンが含まれていることが判明し、旧新津保健所が旧村松町と共同で広域的な地下水調査を行った結果、村松市街地から千原方面にかけて基準を超える濃度が検出され、旧村松町では井戸水を飲用していた方について水道水に切りかえるよう指導を行いました。地下水に混入した原因については、旧新津保健所を中心に調査し、当時テトラクロロエチレンを使用していた事業所等に対して立入検査を実施して、防止対策等について指導を行い、その後は定期的な水質検査により監視してまいりました。新潟県がその後も定期的に検査を実施してきたところ、平成18年1月17日に村松甲地内の井戸水からテトラクロロエチレンが環境基準の30倍の濃度で検出され、平成18年2月22日開催の第2回臨時会において当局報告をさせていただいたところであります。  今回は平成23年2月18日に採水した千原地内の井戸水を調査した結果、テトラクロロエチレンが基準値の2.6倍の濃度で検出されたとの報告が3月1日に検査機関からありました。市では、千原地内の町内の皆さんに検出された数値をお知らせするとともに、引き続き水道水を飲用していただきたい旨の文書を配布いたしました。テトラクロロエチレンは、ドライクリーニングや金属の洗浄用として使用されており、直ちに人への健康被害はないものと考えられますが、有害物質に指定されておりますので、今後とも新潟県と連携し、監視してまいりたいと考えております。  以上、千原地内における地下水汚染についてご報告させていただきました。  以上であります。 ○議長(土田春夫君) それでは、ただいまの報告についてご質疑ありませんか。 19番、川瀬圭介君。 ◆19番(川瀬圭介君) 追加工事の件です。説明いただいたんですが、よくわからないというか、どこに責任があるのだかさっぱり話がよく見えてこないような気がしました。それで、今後調査をすると、損害賠償も含めて調査をするんだよということでありますが、明らかにどこがどう間違ったかというのはそんな調査しなくても、なぜ間違ったかということになると、それは調査は必要でしょう。ただ、どこの段階でだれが間違ったかというのは明確だと思うんですが、現在わかることははっきりと教えていただかないと私どもとしてもこれ読んで、ああ、そうですかというふうなわけにはいかないのでですね、もう少しわかりやすい報告を担当の方でも結構ですが、していただかなければいけません。 ○議長(土田春夫君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) もう少し細かい経過について申し上げたいと思います。  まず、耐震補強工事の普通の工事と違う点は、耐震の判定会という組織がございますので、そちらのほうにこういった工事をすることによって耐震強度が確保できるというお墨つきといいますか、判定書をいただくという作業が1つございます。当然その判定書と同じ内容の工事を行うことによって耐震強度が保たれるということになりますので、この作業を通常でしたらまず判定書をいただいて、それからその設計書の内容でまた工事発注なりをするということで進めばよいのだろうとは思いますが、今回のこの当該事業につきましては国の補助の条件で年度末までに工事の契約を終わっていなさいという条件もございました。そういったことから、判定書の申請と工事の入札までの事務を並行してさせていただく必要があったということがございます。結果といたしまして、判定書はどうしてもその判定会の中での変更の指摘とかがございまして、若干変わっていったのでありますが、入札のほうは当初の判定会に出した工事の設計で入札せざるを得なかったと。ただ、判定書をいただいた段階で入札の設計書との差があれば、それは当然市といたしましては直す時間もございましたので、その連絡さえあればその後の変更等で直すことはできたというふうに考えております。  以上であります。 ◆19番(川瀬圭介君) さっぱりわかりませんね。判定会というのは、判定委員会のことですか、本来であればここに出して、こういう形でやりなさいというふうな話が来て、それで設計屋さんにそれをもとに設計委託をして、その設計をまた判定委員会に持ち込んだりするんでしょうけども、今回はその両方を一緒にやったと、こういうことなんですね。並行してやったと、こういうことなんですか。まず、そこだけ。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) おっしゃるとおりなんですが、判定会の判定書をいただいて、その内容の工事を行うということで、改めてまた工事の設計書を判定会にもう一回出すことはございませんが、あくまでも判定書の内容の工事をやるというのが原則でございます。
    ◆19番(川瀬圭介君) さっぱりわからないですね。判定委員会というのはどういうメンバーで構成されていて、どういう機関ですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 耐震補強の判定会というのは、全国的にも主なものだけで80以上あるそうであります。委員会ですので、実際の構成メンバーはさまざまかとは思いますけども、俗に言う構造の設計の専門家ですとか、あと大学の建築の教授の先生方とか、そういったメンバーで構成されているというふうに聞いております。 ◆19番(川瀬圭介君) おたくはその何とかという判定委員会に申し込んだわけでしょう。そのメンバーもわからない。そういう大きな組織みたいのがあってそこに出したと、こういうことなんですか。それは、その後設計をそこに持ち込むことはないと、こういうことですが、何を判定してもらってどういうお墨つきをもらうんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) ちょっと私の説明不足でございました。あくまでも例えば山王中学校の校舎をこういう補強工事をやるという内容を判定会のほうにお出しするわけです。 ◆19番(川瀬圭介君) そうすると、設計が先で、その設計を判定委員会に出すと、こういうことですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) はい、おっしゃるとおりであります。 ◆19番(川瀬圭介君) まず1つ、国からのあれでとにかく年度内にという話があったと、こういうことなんですが、設計書も出ていないのに何を判定委員会に、並行してといいますけど、何を出したんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 1つの設計業者に工事設計書の作成と判定書の作成、同時に発注してございます。当然同じ業者さん、同じ内容でそれぞれの判定委員会に出す書類と市のほうに納める設計書を作成してもらったということでございます。 ◆19番(川瀬圭介君) それはいつのときもそうなんじゃないですか。ただ並行してやったというよりも、設計ができ上がらなければ判定委員会に提出する判定書をつくられないわけでしょう。あなた並行して判定委員会のほうにも出して、並行してと言いましたが、設計ができ上がらない限り判定委員会には出せないわけでしょう。何を出すかと聞いているんです。並行して出す場合。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) おっしゃるとおりではあります。設計書をつくりまして、それを判定会に出すということではありますが、通常でしたらその判定会が終わるのを待って、もし設計書に変更があれば変更を加えて工事発注するというのが通常の流れかと思います。ただ、このたびはその待ついとまがありませんでしたので、判定会のほぼこれで大丈夫だろうというような時点での工事発注をしたということでございます。 ◆19番(川瀬圭介君) そうすると、すれ違ったとかどうとかじゃなくてですね、判定委員会から答えが出る前に、大分話が違うような気がするんですよね。判定委員から答えが出る前に、もう年度内ということで見切り発車でその設計でやっちゃったと、こういうことじゃないんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 当然設計業者が判定会との交渉といいますか、審査を受けておりまして、そちらの業者の話ではほぼこの内容で大丈夫だというようなことでの発注したというふうに考えております。 ◆19番(川瀬圭介君) いや、ほぼであろうが全くであろうがですね、判定が出る前に見切り発車をしたんですかと聞いているんですわ。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) はい、おっしゃるとおりであります。 ◆19番(川瀬圭介君) そうすると、ちょっとこの当局報告ですね、若干今の教育課長の話と違うような気がするんですが、市長いかがお考えですか。 ○議長(土田春夫君) 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) 判定会、私も詳しく判定会がどういう組織かちょっと認識しておりませんが、一応耐震の全国、国の認定された組織の耐震の判定を行う機関と、このように認識しておるところであります。今ほどありますが、その判定委員会に通る図面図書ですね、それを設計に委託し、判定委員会にあわせてその図書をいただくということを業者に委託、設計をお願いしていると。それで、判定委員会の審査機関のタイムラグといいますか、合わなかったというのは事実だろうと思っています。その設計委託業者におきまして、判定委員会の判定がいただけるということで進んだと、このように認識しておりますし、その後判定委員会の図書が来たときにおいて、今の現在まで判定委員会の図書と最初の設計図書、判定委員会に通るだろうという図書、これが変更がないと、そのままだという認識のもとで今般まで進んできたと、このように認識しております。 ◆19番(川瀬圭介君) 早い話が見切り発車したと認めたわけですが、それは設計業者がこれでほぼ間違いないわ、大丈夫だわねと、そうですかと。国から補助金をもらうあれもありますし、とりあえずこれでいっちゃえと、そういうことは判定委員会が出る前に動いてしまう、発注してしまうということが可能なんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) あくまでも国補助の基準といいますか、判定会のとおりの工事が終わっていればいいということだろうと思っております。 ◆19番(川瀬圭介君) 判定委員会のとおりに工事が終わっていればいいわけですが、その前にですわ、判定委員会の判定をいただいて、その設計で工事発注をするということが正しいことなわけじゃないんですか。それ必要ないんですか、その手順は。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 議員おっしゃるとおりでは、それが正しい流れかと思いますが、先ほど申し上げたとおり年度末までに工事の契約を終わりなさいというのが国の指導といいますかでございましたので、やむを得ず発注もやらせていただいたということでございます。 ◆19番(川瀬圭介君) それはわかりました。年度内に契約したものに対して、補助対象ですよと、こういう話だというのはわかりました。それと、法的に判定委員会の判定が出ていないまま工事発注することが可能かどうかと、正しいとかあれじゃなくてですよ、法的にそれで許容できるのかということです。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 法的には認められたと考えております。 ◆19番(川瀬圭介君) いや、普通考えると判定委員会の判定をいただいて、その手順が正しいと。正しくないことをしても大丈夫だと、こういうことですか。許容の範囲内だということですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) あくまでも最終的にといいますか、判定書のとおりの・・・・ ◆19番(川瀬圭介君) だめさ。あくまでも終わった時点で判定委員会と同じ工事であればいいということは、そうすれば判定委員会なんかずっと後でもいいということでしょう。多分これで通るだろうという設計屋の見越しのもとにやってしまってもいいと、こういうことなんですか。結果的に合っていればいいと。合っていないじゃないですか。どういうことなんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) おっしゃるとおり、このたび合っておりませんでしたので、その合わせるべく追加工事をお願いしたいということでございます。 ◆19番(川瀬圭介君) そんなばかな話はないじゃないですか。それで、この損害賠償とありますけども、その前に聞きますが、設計監理、監理業者いますね。今ごろになってこんなの言っていますけど、ずっと工事もう大分前の話ですよね。夏休みでしたかね。監理はどこがやったんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) この工事の設計監理は委託してございません。入札にかけましたが、落札者が出ませんでしたので、職員のほうで監理しておりました。 ◆19番(川瀬圭介君) 管理はおたくがやったわけでしょう。監理責任どうなるんですか。監理していたんでしょう。これはどういうことですか。どなたがどう監理をして、だれが責任者なんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 監理責任は教育委員会、私どもだと考えております。 ◆19番(川瀬圭介君) だれが、じゃ損害賠償をするんですか。あなたがするんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 設計業者の委託、設計お願いしたわけですが、結果として完成品を納めていないものというふうに私どもは考えておりまして、そちらのほうにも責任はあるというふうに考えております。 ◆19番(川瀬圭介君) 判定委員会から判定が出たのは何月何日ですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 判定書は22年3月31日付で判定書をいただいております。 ◆19番(川瀬圭介君) その設計によってですね、最終的に発注をしたのはいつですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 22年3月17日に入札を行いまして、19日に議会の議決をいただいております。 ◆19番(川瀬圭介君) 判定委員会の判定がないままに我々は議決をとったわけですが、判定委員会の判定はまだもらっていないんだというふうな説明は私はなかったように記憶していますが、いかがですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) そういうご説明はしていなかったと思います。 ◆19番(川瀬圭介君) 都合の悪いことは言わない。とりあえず国の補助金に間に合わせなきゃないし、議決をもらわなきゃないし、そういう情報は出さんと。結果こうなって、追加工事予算通せ。もう一回時系列でもう一つそこへいく前に聞きます。3月31日わかったわけですね。判定委員会から判定来ましたね。これと設計書の差異、発注した設計書、何日もたっていないじゃないですか。19日に議決もらって、3月31日でしょう、来たの。そこでのすり合わせはだれがどうやったんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 判定書とのすり合わせはその時点ではやってございません。当然同じものを受け取ったというふうな認識でございます。 ◆19番(川瀬圭介君) 何で当然同じものなんですか。違うものじゃないですか。全くチェックしなかった、見なかったということなんですか。判定書、ぽいと。それで、監理は直営でやっていたわけでしょう。何にもしなかったと、こういうことなんですか。 ○議長(土田春夫君) 副市長。 ◎副市長(五十嵐明君) そのときの担当課長でございますので、お答え申し上げたいと思いますが、今までの経緯については小黒課長が申し上げたとおりでございます。そのときの差異ということでございますが、これについても当初先ほどから申し上げていますように、3月中に工事を発注しなければならないと。その3月中に工事を発注するに当たって、判定会、その前の段階でたしか部会があったと思いますが、そこのところに上げて、これで通るんだねという確認を業者にいたしております。通りますということで返答をいただきましたので、言われるように判定書をもらう前に工事を発注したことがいいことか悪いことかと言われれば、確かに判定書をいただいて工事を発注することが私は正しいやり方だとは思いますが、実は追い詰められていた状況でそのとおり通るという業者の話があって、それで工事の入札をさせていただいたと。今ほど申し上げましたように、判定書がその後提出されたわけでありますが、それも設計書と同じものが上がってきているというふうな認識でおりましたので、今日までそれがわからないままに至っているということでございます。 ○議長(土田春夫君) 19番、川瀬圭介君。 ◆19番(川瀬圭介君) そうなんだろうと思いますが、だから許されることは一つもないですよね。普通は設計監理は当然委託しなきゃだめだったと思うんです。これだけの工事。億を超えているような工事ですから、それを直営でやること自体が。1級建築士さんもいらっしゃいますし、直営でやれば常々安く上がるでしょう。ただ、こういうことが往々にして起きるわけです。だから、設計屋さんときちっと、監理業者と必要なわけですよね。監理は直営でやった、何も見ていないわけですよね。監理がないと同じようなわけです。結果的に名ばかり。こういう結果になったと、こう思うんです。損害賠償も含めてしかるべき対応をとってまいる所存でありますと、こうなっていますが、確かに設計屋はその判定書やらと突き合わせてもみず、自分が出したものがそのまま通っていると思い込んでいること自体も話にならないなと、当然大きな責任があるだろうと、それはそう思います。しかし、五泉市は監理やると、直営でやっているわけですよね。同一に近い責任がありますね。全く判定書と同じはずだろうって見もしなかったと。こんなこと私は許されるとは思わないんですが、副市長その辺どう思いますか。 ○議長(土田春夫君) 副市長。 ◎副市長(五十嵐明君) おっしゃるとおりであります。全く私どもに責任がなしという考え方はとっておりません。 ◆19番(川瀬圭介君) ここに至ってこういうことがわかってきたわけですが、困った問題だなと。こういうミスはやっぱりあってはいけないなと、こう思います。  さて、この追加工事が出るわけですが、これによってどの程度の損害が出るということなんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 追加工事に関しましては、約400万前後の工事費になろうかと考えております。 ◆19番(川瀬圭介君) 私だけ何度もこれ以上、ほかの方にも譲りたいと思いますが、駆け込みで補助金をもらうがため、これは国も急いでと、こういうことがあったんでしょうけども、全く判定書やらを無視したというか、見もしなかったと、これはちょっと、この判定委員会とやらは国の相当の機関なんでしょうが、全く形骸化させるような、形骸化していなかったでしょう。これじゃ足りないよと言ったんだから、それなりの判定委員会なんでしょうが、見なかったら出す意味もないですし、結果こういうことになるわけですから、残念な話だなと、こう思います。  それから、そういう経過というのは上程するときに、議会に、水道の案件もありましたけども、議会というのは皆さんが出すもので判断をするしかないわけですわ。押し込んでいって、あなたのとこの文書を全部おっ広げたり、そんなことできないわけですから、皆さんが出した資料で議会は判断するわけです。ここは、とにかくそれが出ていなかったという、これは私は議長にも申し上げたいと思うんですが、厳重な注意をしていただかないと、今回もこれから来年度の予算案審査するわけですけど、大事なとこが抜けているような上程の仕方というのは困ったものだなと、こう思います。  それから、先ほど、これは反省がいっぱいあると思うんですが、こういうもんだろう、大丈夫だろう、業者がそう言ったから大丈夫だろう、このだろう体質で何百人も皆さんの目があるのにこれができなかったという事態というのは、ここにまことに申しわけないとかなんとかという文章は何にもないんですけど、だれが責任があるのかよくわからないみたいな話の書き方の報告書ですが、その体質というのをまず改めていただかなきゃ、これはちょっと審査できないなというぐらいのもんだと思います。その辺も含めてですね、水道のときもそうです。百条のときもそうなんですが、相当口を酸っぱくして、あなたたちに憎まれるぐらい物を言ったと思うんですが、私どもも傷を負ったと思うんですよ。あれだけ厳しいことを言って。相当きついもんでしたね。あの長い委員会。皆さんも相当傷を負ったと思うんですよ。だから、変わらなきゃお互いに何にもならない時間だったということになると思うんですよね。これ不正ではなかったと思いますが、隠ぺい体質とか、あるいはチェックし合う体質とか、そういうものがまだ変わっていないという、せっかく傷つけ合って新しいものを生まなきゃ何にもならないじゃないですか。私は、この辺が大きな問題として残るなと、こう感想を申し上げましてやめます。 ○議長(土田春夫君) 22番、猪熊豊君。 ◆22番(猪熊豊君) 山王中学校の耐震補強についてお聞かせください。  この山王中学校については、先ほど説明もありましたけども、全国の小中学校、そういうところが耐震基準を満たしていないと診断された場合はできるだけ早く耐震補強工事をしなさいという国の指導がありました。補助金をつけますよと。全国の学校では急いで耐震診断をして補強工事をするということになって、この五泉市でも五泉中学校や山王中学校でも耐震補強工事が行われた。極めて短期間に判定委員会に駆け込むということが行われたために、全国の判定会、民間のところたくさんありますが、かなり混雑をしたということになります。ホームページで調べてみますと1カ月待ちというのはざらなんですね。そういう中で補助金の関係もあって、3月中に工事を発注しなきゃいけないとなった。まず最初に、この山王中学校というと去年も体育館の問題でかなり問題があったということもありました。この間の経過で山王中学校の耐震補強工事における4億数千万円、どのぐらいになりますかね、あれは。何億円ぐらいの、山王中学校の耐震補強工事に係るお金、1億円ぐらいでしたか。1億2,000万ぐらいでしたか・・・・これは国の支出金ですね。どのぐらいのお金がかかったのかお聞かせください。 ○議長(土田春夫君) 小黒学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 山王中学校につきましては、今ほど申し上げておりました校舎と、あと屋内運動場でございます。この2つがございまして、2億800万ほど2つでかかっております。 ◆22番(猪熊豊君) 2億800万円、その工事費が使われていったということになりますが、そして先ほどから議論を聞いていますとこの判定会、判定会といいますとその中身としては事前審査、さらに専門部会、そして判定委員会ですか、この3つで成り立っていると、順序立てていくと、いうことになると思います。大体が事前審査の段階でオーケーが出ればそのとおりいくというのがこれまでの判定会の流れでした。ですから、事前審査でオーケーだと言われますと、次いついつに判定会を開くんで、そこで説明をしてくださいということになります。そのときに耐震補強を設計した人が図面を持っていってそこで説明する。約1時間ぐらいの質疑応答があって、それで説明が終わるわけです。いろんな注文が書かれています。できるだけ簡潔に説明してくださいということも書かれていますけども、耐震補強の設計した人とそこに判定会に持ち込んだ人、これは同一でなければよく説明がつきません。なぜこのようにしたんですかとか、こういうふうにすれば耐震補強としては十分だというふうになるんですけども、今回の耐震補強の設計された人と判定会で説明した人は同じ人なんですね。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 私どもが業務委託しました業者ではありますが、実際のその耐震補強に係る構造計算といいますか、そういった部分につきましては下請のほうに出されたようでございます。恐らくですが、その判定会のほうとのやりとりもその下請の業者のほうがやったと思われます。 ◆22番(猪熊豊君) 耐震補強工事の設計した人、業者が受け取る、入札して何社かの入札で行われた。これを補強工事をしたときに別な業者にやってしまった。じゃ、その入札で落札した業者は何を業務としてやったんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 耐震補強の工事につきましては、耐震補強に係る部分ももちろんございますが、それに付随して細かい工事といいますか、そういった部分もかなりの部分あります。そういう意味では、下請には耐震補強の部分は出したものと思われますが、そのほかの全体的な積算ですとか、そういった作業、取りまとめのほうは私どもが委託した業者がやっているというふうに考えております。 ◆22番(猪熊豊君) 一番肝心なところはほかの業者にさせて、この大もとは学校の施設の耐震補強なんです。そこは自分ができなくて、よその外部の業者にさせると。そこに付随した工事について自分が積算したりやると。これは、ほとんど丸投げと言われる請け負い方、仕事のとり方ではないかなと私は思います。自分がそれ責任持ってできなかったら、その入札に参加する資格さえないというふうに思います。ですから、そのような判定会での出たものが直接五泉市に伝わらないと、何段階にもわたって人の手に渡っているから、判定会へ行った人も市がさっぱり知らない人がやっていると。そして、それに基づいて判定書が来たときには、3月31日に来たときにその落札した業者も全くわからない、発注した五泉市もわからない、そういう状態になってしまっている。私は、かなりそういう発注のやり方、仕事のとり方についてもここに問題があったんではないかなというふうに思います。仕事ができない人がとっちゃいけない仕事、特に安全に係る仕事ですから、どこかのテレビを十数台、パソコンを10台買ってきてください、納めてくださいというのとはわけが違っている。ここにやはり非常に大きな問題があると私は思います。  この耐震補強の五泉市が目指した山王中学校での0.7をクリアすればいいと言ったけれども、0.7で耐震補強の設計をしちゃいけないですよね。クリアするためには安全率を掛けて、さらに上へいかないと何かの要素でそれが下がってしまったときにはぎりぎりですから、一体幾つの目標値で、Is値でやろうとしたのかお聞かせください。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 0.73であります。(19頁に訂正あり) ◆22番(猪熊豊君) 0.73で0.7をクリアできるということになりますけども、それが0.688や0.67とかなり低くなってしまっていると。判定委員会のメンバーを見ますと何とか大学の名誉教授や建築学会の人たちを並べながら、あと実務的なところは大手の建設屋さんがやりながらやっている。それを十数名で構成していろんなところがやっている。見ますと、かなり自分たちだったらこうするのになというところで持ち込まれたものに対しての診断をする。数字としては根拠があるんでしょうけども、委員のメンバーによってはかなり高低が出てくると言われているところです。去年国の耐震補強、各学校施設をもう急いでやりなさいと、特に四川大地震の関係もありましたので、学校施設が崩壊したということもありましたので、それを促してきたと。五泉市も判定会、今回のところだけじゃなくて、やはりそれだけ急いでいるわけですから、全国的に殺到しているわけですけども、この判定委員会だけに診断というか、判定をお願いしたわけではなかったと思うんです。その前から別なところにもお願いしていると。しかし、作業が進まないと。その判定会の開催が。やむを得ずすいているほうへ、すいているほうへと行く流れがあったんではないかなと推測できるんですけど、その辺はどうですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) おっしゃるとおり、当初は東京のほうの判定委員会にお出ししたんですが、なかなか進まないということで、時間的にせっぱ詰まってまいりまして、この件につきましては名古屋の委員会にも申請を上げたということでございます。 ◆22番(猪熊豊君) 各地判定会の一覧表を見ますと、首都圏だけ対象にしてやっていますよというのもありますし、全国どこでもいいですよと、ただし1カ月待ちですとか、受け付けは随時やっていますけども、判定するのにかなり時間がかかりますよというところもかなりありました。私は、この判定会そのものがかなり形骸化しているという面もあるんではないかなと思います。耐震補強の設計して、それを判定会に持ち込む。事前審査をする。書類審査。そして、今度は専門部会、最終的な判定会というふうになります。専門家の人たちは、現地へ来て山王中学校の建物を見て、そしてここはこういうふうな耐震補強がよりベストだと、よりベストというかベターだというふうに考えるのが普通のやり方だと思うんですけども、実際そういうことはされていない。ほとんど書類、図面、それだけ見て考えていくのが今の判定会のやり方ではないかなと思うんですけども、その判定会のメンバーの人たちは実際にこの建物を見て、そしてそれを判断してやられたのかどうかお聞かせください。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 判定会の委員の皆様は、現地のほうは確認してございません。 ◆22番(猪熊豊君) 医者でも患者さん本人を直接問診したり触診したり、いろんな資料でぐあいを聞いたりしながら、その体のぐあい、どういうふうなとこが悪いのかと診断するんですけども、そういうこともされないでテーブルの上にあった書類と写真、それで1時間ほどでやってしまうというやり方、本当にこれでいいのかなと私は思います。責任の所在、これについてもいろいろとありましたけども、やはりこの流れ、時間的に押し迫っている、そういう流れで来てしまった面が非常にあると。この耐震補強の受注した設計業者、それを今度判定会に出した方、みんな違ってくる。工事の設計監理、これについては工事監理については入札したけれども、不調に終わってしまったと。なかなかそこまでの金額でやる業者がいなかったということで、やむを得ず五泉市がやったという経過も私は6月議会、同僚議員の質問の中でもそれはわかっていましたが、そういう中で19ミリにしなきゃいけなかったところ、16ミリのまんまに、その設計書しか手元になくて、それが発見できなかったと。本来ならば、判定会で下されたことについてしっかり市へ、発注者へこういうふうな判定結果が出ましたと、こういうふうにしなけりゃだめですから、追加の予算をくださいとかなりますと、16だったのが19になりましたからという連絡があって当然なんですけども、この業者はそれをされなかったというところで、私は大きな問題が、まず耐震補強を設計した業者にあるというふうに思います。今もってこの業者、村松でできた大きな体育館も設計されたと言われている業者ですけども、五泉市に対して謝罪とか、それについてはどうなっているんでしょうか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 特に謝罪といったようなものはございません。 ◆22番(猪熊豊君) 山王中学校での耐震補強工事の設計をされたときもこの業者ですね。全体がそうですから、一応受け取った。そのときは、いろいろとまた本数の間違いがたしか去年、発注する際の本数の間違い、これがありました。その業者によって。後でやったんですけども、その際五泉市は注意処分ということをやられていたようです。今回は謝罪とかそういうものはないと。まず考えられるのは、どこに責任の所在があるかというと、まず設計業者、耐震補強工事を設計した業者とその周りにいる判定委員会への書類を出した人。判定委員会が下したのが、その当初の設計と違っていたならば、それをすぐに設計業者と五泉市、さらに施工業者に連絡しなきゃいけない。それをまず怠った。これは、第一義的な責任が設計業者にある。工事監督していた五泉市、それは知らなかったと言われますけども、やはり判定委員会の結果はどうだったのかということを注意深く見守らなきゃいけない。工事施工業者。この辺の割合がどうなるか。どういうところに、責任のなすり合いをするんじゃなくて、しっかりとその責任の所在を明らかにしていく姿勢が求められていますが、やはりこれは最後には弁護士、裁判所でのことになるとは思うんですけども、その辺についての見通しというか、どうなりますか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) まだ今後もやはり慎重に調査を進めまして、しかるべき対応をとってまいりたいと考えております。 ◆22番(猪熊豊君) 子供たちの安全のためにも工事を着実に進めてもらいたいと、しっかりしたものをつくってもらいたいということと同時に、これにかかわった人たちに対する責任の所在、これは明確にしていっていただきたいというふうに思います。  次に、テトラクロロエチレン、これは平成18年、合併した直後に臨時会でここでも議論になりました。あのときは30倍と。それ以前からも旧五泉市、旧村松町でもそれぞれこの問題が時々顔を上げていると、問題が表面化していると。テトラクロロエチレン、クリーニング業界や金属の洗浄などに使われると、発がん性が高いと言われているものです。井戸水の中に飲むと同時に、今度は吸い込むということからも体内に取り込んで発がん性が指摘されていると。以前はこれは大変重宝な溶剤というか、薬品として使われていました。ニット関係の人たち、クリーニング関係の人たちは衣類にしみ込んだ油をこれで一ふきしますとすぐに消えてしまうということで大変重宝してしょっちゅう使っていた。これががんの疑いがあるとなりますと、その保管していたものを投棄するということになって、地下水を汚染しているんじゃないかということも言われています。自然界には普通には存在しない物質です。今回も千原地内に出たといいますけども、基準としてはそれほど高くはないんですけども、地下のことですからなかなかわかりにくいということになりますけども、この水系、水系というのは地下水の流れ方、幾つか早出川水系とかありますけども、これは何水系になりますか。 ○議長(土田春夫君) 環境保全課長。 ◎環境保全課長(笠原伸五君) 当該水脈なんですが、原因地、村松町甲番地ということになっていますが、地下水の水脈についてはちょっと私不勉強でわかりませんが、滝谷川沿いの水脈ということで、白山水脈といいますか、そういう地形からの水脈と理解しております。 ◆22番(猪熊豊君) そうしますと、五泉市内には早出川水系、それから能代川水系、愛宕原水系というのが大学の調査でわかっているわけですけども、村松のほうから来るとなりますと、これは愛宕原水系ということになってきます。そうしますと、その上流の部分、千原からちょっと先のまちの部分で何か地下水にこのテトラクロロエチレンが浸透して、それが何かの拍子に出てきているということが考えられる。このテトラクロロエチレンを保管している事業、今は余り使わなくなってきたんですけども、これを使っている事業所、または保管している事業所、愛宕原水系の上に建っている事業所では何軒ぐらいあるんでしょうか。 ◎環境保全課長(笠原伸五君) 昭和61年当時からの経過ないしまたは18年の当時の経過から推しまして、保管している事業所はないということで理解しております。 ◆22番(猪熊豊君) 保管している事業所がなくて地下から出てくるということは、過去に不法に投棄されたと、地中に、それが今しみ込んで出てきているということが推測されます。処理するにもお金がかかるとなりますと、こぼして地中にしみ込ませるというやり方をとったんではないかなということが疑われます。一番の被害者は、この地下水が豊富でおいしい地下水が出ると言われている五泉市民なわけです。こういうふうな評判が出ますと。この千原地内の人たちで水道を加入されていない世帯、こういう人たちに対して健康を守るというのが地方自治体の役割ですから、適切に措置を講じなきゃいけない。出てきたら上水道の接続をお願いしますねと言うだけではなくて、もう少し井戸を使っている、井戸水で生活用水としている人たちにとっては何ら責任がない。平穏な生活を営んできた、そういう中でこのような問題が起きてくるとなりますと、それに対しての支援、前も平成18年のときも上水道に加入されていない世帯が1軒、2軒あったというんだったら、それに対して上水道をつなぐような何か支援策はないんかと。普通に加入金取るだけではだめだという議論もされたと思うんですけども、その辺についてもう一気に上水道を使ってくださいと、こういうふうにしますからというところはないですか。考え方は。 ◎環境保全課長(笠原伸五君) 当該地域については、水道を全部利用、布設したというふうに理解しております。当初平成18年からの、私ども上水道を利用してくれということで、いろんなことで特に飲用については徹底して指導してきたという経過がございまして、当該地域は全部上水道を布設しているというふうに理解しております。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 今ほど猪熊議員の山王中学校の耐震補強のIs値で工事基準ということをお尋ねの件で、私0.73と申し上げたかと思うんですけども、あくまでも0.7以上ということに訂正をお願いいたします。 ○議長(土田春夫君) 3番、平井敏弘君。 ◆3番(平井敏弘君) 耐震工事についてもう一度お伺いしたいんですが、工事の完了検査で判明したという説明でしたね。 ○議長(土田春夫君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 工事の完了検査すべて終わりまして、これは国の補助をいただくもんですから、県の検査を受ける必要がございました。その書類整理といいますか、その作業を進めている際に気がついたということでございます。 ◆3番(平井敏弘君) 国県の補助をもらうと当然実績報告を出しながら検査を受けるのはわかります。それで、今回わかったわけだけれども、入札段階には設計書は2通りあったという説明だったんですが、そのとき鉄筋の径が違うのが出たと思うんですが、その間の当初入札する設計書と完了検査する設計書あるわね。それはもう完全に間違っていたということですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 入札の際に使用した設計書と私どもの工事の完了検査をしたときの設計書は同じでございます。 ◆3番(平井敏弘君) そうすると、入札する設計書と検査する設計書は同じですよという説明ですけども、そうするとここで径が違うのは何でわかったんですか。当初の入札設計書と完了検査の設計書が同じということになればわからないでしょう。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 当初の入札の設計書がずっとそのまま使用しておりまして、私どもの完了検査はその設計書で完了検査は終わったわけです。ところが、県の検査を受ける際に先ほどから申し上げておりました判定書と工事で使った設計書とを比較していった際に見つかったということでございます。ちょっと説明不足でありました。済みませんでした。 ◆3番(平井敏弘君) わかりました。要するに判定書が出る前に着工したわけですから、その判定書が当初変更になったわけだね。これでは通らないよと、径を太くしてくださいよというのが判定の結果なんだよね。そういうことであれば、その段階で現場監理は市がやっているわけですよね。そのときなぜ業者に指導とか、設計委託の業者に指導しなかったか、その点もう一度。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 先ほど来大分おわび申し上げた件でありますが、あくまでも私どもとしたら判定書と同じものをいただいているという認識のもとで進めてきておりました。最終的に工事が終わってから気がついたということで、その際は業者とようやくこの件につきまして話を始めたというところでございます。 ◆3番(平井敏弘君) ちょっとおかしいと思うんですよね。例えばこの構造計算をこの方法でやりますよと判定委員会に上げるわけですよね。その判定書が今の適否のレベルでは通らないですよと。じゃ、訂正してくださいと、単純に言えば。それが来るわけですよね。だから、そこで当然入札の設計がおかしいんじゃないかというのが気づくと思うんです、おれ。だから、逆にそれをわかった段階っていつなんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 最初にこの違いがわかりましたのは平成22年12月24日であります。 ◆3番(平井敏弘君) わかりました、その件については。  それで、例えば判定書が来る前に入札の関係で早く発注しましたよと。それで、県のほうには事前着工とか事前協議をやっていますか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) その辺私今現在ちょっと確認しておりませんので、後ほど確認したいと思いますが。 ◆3番(平井敏弘君) 普通であれば、補助金要綱を見ますとですね、当然交付決定なり、そういうその他のいろいろ案件がオーケーできたことによって発注できるわけですよ。そのものの成果がわからないうちに発注するというのは、当然県なり国のほうにこういうわけで事前着工しますとか、いろいろ方法があると思うんですよ。それをしていないということになれば、当然問題はそこにあるんじゃないかなというふうに思います。その点やっていないということになれば大変な問題になるんじゃないかということと、それから損害賠償ですか、この点についてもやはり速やかに、当然今のお話聞くとですね、設計委託の業者も悪いし、行政も悪いと思うんですよ。その点やはり明確に早急にしていただきたいということで終わります。 ○議長(土田春夫君) 副市長。 ◎副市長(五十嵐明君) 今ほどの補助金の関係でございますけれども、補助金の関係につきましてはその工事、入札行為かかる前に国のほうから了解をいただいてとりかかっております。ですから、繰越事業として認められたということでございますので、その点についてはいささかも遺漏はございません。 ◆3番(平井敏弘君) 今副市長からそういうお話もらったんですが、そうすると構造計算の問題については当然業者も悪いし行政も悪いし、国のほうも悪いということなんですか。 ◎副市長(五十嵐明君) 国のほうの補助金の対象につきましては、こういうことがあるからということで設計書を上げて補助金の許可をいただくということではございませんで、耐力が弱っているところがあるから、この学校について要するに補助対象にしていただきたいという申請があって、オーケーですよということで動くわけでありますので、国のほうに図面が上がっていって、それも国のほうで見ていながらあれだったかという話ではちょっとないということでございます。 ◆3番(平井敏弘君) ちょっと見て間違ったんだか、県の行政指導、県のほうも何回かチェックしていませんか。県の教育委員会のほうでは。 ◎副市長(五十嵐明君) 県の検査があるということでなければ、多分チェックはいたしておりません。というのは、先ほど来申し上げていますけれども、私どもとしては当初入札行為にかけた設計書と図面でもって工事をやっていただいて、完了検査を行っておりますので、その段階で私どもとしてはよしにしていたわけでありますので、チェックは多分していなかったというふうに思っております。 ◆3番(平井敏弘君) じゃ、要求なんですが、この耐震工事にですね、要するに流れがあるわけですよ。この山王中学校は耐震が足りませんよと、山王中はこういうふうに直せという流れがあって、県のほうへ申請して、県のほうで交付決定して入札すると、こういう流れがあると思うんですよ。それを出していただきたいんです。どこかで無理しているはずですから。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 補助の関係ですとか入札を含めまして、そういった一連の流れについて準備したいと思います。
    ◆3番(平井敏弘君) 流れの中に、例えば現場監理の入札が不調になって市が監督したと思うんですね。その点の監督の当然配置をすることによって、監督員の通知書がみんな行っているわけです、業者に。その点全部明細を出してください。よろしくお願いします。  以上、終わります。 ○議長(土田春夫君) 教育委員会、出せますね。          〔「はい」「休憩」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) 若干休憩いたします。          午前11時07分 休憩                                                      午前11時21分 再開 ○議長(土田春夫君) それでは、休憩前に引き続き再開いたします。  石黒俊雄君。 ◆12番(石黒俊雄君) 今までいろんな方が質問されて、大体概要の話は何となくわかったようなところはあるんですが、まだ私がちょっとわからない点、一、二点お伺いしたいと思います。  この当局報告の中に、調査中であるが判定書は判定委員会への当初の申請を行い、同委員会での審査が進む中で委員会の指示により設計内容が変更になりましたということのところでちょっと私ひっかかるわけで、これは平井議員の質問とも少し重複するかもしれませんけれども、市のほうはちょっと整理しますと発注しただけで報告、最終的に工事が終わって受けるまではタッチしていないというような話なわけですけども、じゃその最中ですね、判定委員会のいわゆるお墨つきもらえば何でもできるということみたいですけども、判定委員会の指示というのは市に何回ありましたか。それとも、全然なかったわけですか。 ○議長(土田春夫君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 耐震補強の判定委員会、報告書では指示というような言葉を使ったかと思いますが、あくまでもこれは設計業者と判定委員会とのやりとりが進んでおりまして、その間市のほうには連絡は一切ございません。 ○議長(土田春夫君) 12番、石黒俊雄君。 ◆12番(石黒俊雄君) そうすると、判定委員会、最初の設計の後ですね、じゃどういう工事の内容にしたほうがいいとか、またはこういうふうに変更したほうがいいとかというのについては、業者と判定委員会ということなんですが、その業者ってだれですか。 ○議長(土田春夫君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 設計業務等を委託いたしました山本建築設計事務所であります。 ◆12番(石黒俊雄君) そうすると、山本設計なる人が委員会へ何度か足を運ばれたかどうかはわからんけれども、何回か運ばれたというのは市役所のほうではチェックはしなかったと言えばいいか、できなかったかということなわけですが、その請負業者の小柳建設さんですか、ここなりまた下請があるわけですか。それの方たちというのは、委員会と接触はしておられますか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 請負業者、小柳建設さんですが、その下にまた下請が入っていたかと思いますが、その皆さんは一切判定委員会との接触はないというふうに考えております。 ◆12番(石黒俊雄君) そうしますとですね、これはあなた方も答えられないのを私が推測で質問する以外にないわけなんですけれども、19ミリが16ミリになった際というものについて、例えば市のほうは全く監督不行き届きもあるかもしれないけれども、タッチしなかったと。そうすれば、山本設計が委員会の指示に従い、何回か出席して従い、それを請負業者と話をして工事をしたと。そうなると、下請じゃなくて元請業者でもいいですが、業者は私は言われたとおりにしましたよということになっているわけですけれども、そののは元請の山本設計さんがいわゆる施工業者と何らかのことを考えられて、19が16になったということのほうを私は推測はしているんですけども、その辺の疑わしいようなことというのは調査は考えていますか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 山本設計と小柳建設さん、実際この19ミリの件についての接触というのはなかったと思っておりますし、特にそれにつきまして市のほうで調査するということは今のところ考えてございません。 ◆12番(石黒俊雄君) そうなると、課長の言をじゃそうだということになれば、明らかにこれは山本設計さんのほうにいろんな・・・・意図的にならなくても過失があったというふうになるのかわからんけども、そういうふうに認識されておられるわけですな。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 私どもの実際行った工事設計書と判定書に差異が生じていたものであれば、当然その旨の連絡といいますか、文書での提出なり連絡があってしかるべきというふうには考えてございます。 ◆12番(石黒俊雄君) これでやめますけども、そうなると課長の答弁は非常にあいまいな答弁であるし、元請、施工業者は非常に今回私どもがびっくりするぐらい安く入札されたわけですが、私の推測では何らかのいろんなことが内部であったんじゃないかという推測のもとで質問したわけなんですが、その辺の調査ももし感じられれば私はやはり調査するべきではないかということで質問を終わります。 ○議長(土田春夫君) 17番、相田豊君。 ◆17番(相田豊君) 重複は避けて、1点だけお伺いをいたします。  先ほど課長のほうからですね、設計業者からはおわびの言葉がなかったというように伺いました。ということは、設計業者の自分のミスというかね、聞いた限りでは業者にちょっと責任があるのかなと私も思いましたけれども、そういうお言葉がないということは自信を持って自分たちにはミスがなかったとお考えなのかどうか。  それから、この文章では今後慎重に調査を進めまして、原因が明確になった段階で損害賠償も含めてとございます。そうしますと、これは市のほうは責任が全然ないというようにこの文章からはとれるんですけれども、その辺はいかがでしょうか。 ○議長(土田春夫君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 設計業者が今現在特におわびといいますか、私ども受けてはおりません。その辺がどう考えるかということもこれから話し合いを進めてまいりたいと考えております。 ○議長(土田春夫君) 副市長。 ◎副市長(五十嵐明君) 行政側の責任云々ということでございますが、先ほどお答えしたとおり全くないという立場に立っておりません。 ◆17番(相田豊君) 業者さんのほうからはもらっていないということをおっしゃいますけれども、今の段階ではですね、その設計業者さんは責任がないという自信を持っていらっしゃるんでしょうか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) その件につきましてもちょっと私、今現在判断につきかねているところでございます。 ○議長(土田春夫君) 11番、山田博君。 ◆11番(山田博君) 今いろいろの質問を聞いて、大まかなとこわかったんですけども、ただ1点だけ確認も含めてお聞きしますけども、この判定委員会の中で設計内容が変更になったと。それは、通常はそういうものは設計業者を通して市のほうに上がってくるのが普通なんですか。  それともう一点、今回はそういうふうな流れ、それが通常であったならばその流れがどこかでとまってしまったということなんですか。それだけ知っておかないと、もちろん教育委員会のすり合わせもしなかったというから責任は当然あると思います。その前に今私の前段の質問もう一回答えてください。 ○議長(土田春夫君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) この件に関しましては、先ほど平井議員からも時系列でというお話ございましたので、ちょっとその辺も含めてご説明させていただきたいと思います。  2月の半ばに工事用の図面ということで市のほうが受けております。その時点では、既に判定会のほうに判定書を出してございます。その後3月に入りまして入札の公告を行い、3月17日に入札を行ったということでございます。その3月末に判定会の判定が終わりましたので、判定書をいただいたと。ところが、その判定書をいただいた内容が判定会の中でのいろんな指示によりまして変更になっていたと。その変更になったものについては、どこがどうなったということは一切市のほうには連絡がなかったという、そういうことでございます。 ◆11番(山田博君) だから、そういうものを例えば設計図面にこの部分だめですよと赤色で直すのか、それとも文章でこの部分の鉄筋は16ミリではだめだから19ミリにしなさいとか、そういうふうに書いてくる、どういうふうな方式なんですか。口だけなんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 当然そういった文書なりで変更箇所があればいただくというのが当然だと思っております。あくまでも設計業務の委託が判定書と、それと同等な、同等といいますか、同じ内容の設計図書を納品してもらうという、そういった委託業務の仕様になっております。 ◆11番(山田博君) だから、さっきも言った、すり合わせをしなかったからいつまでもわからなかったと、期間あったが、それは正直に言った。だけど、私が聞くのはすり合わせしなかったのはわかった、その文書なり図面なりというのは、だからどういうふうな形で来たというのは、それも今わからないのかね。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 文書といいますか、あくまでも判定書はこういった冊子で1冊ございます。設計図書というのは、こういった図面つづったものがございますので、それはそれぞれちょうだいして、それだけでございます。変更部分に関するものは一切いただいていないと。 ◆11番(山田博君) そこまで、そういうふうな答弁だと私質問できない・・・・ ○議長(土田春夫君) 20番、羽下貢君。 ◆20番(羽下貢君) 大体この報告書を見るとですね、当然報告書を書いたのは教育委員会でしょうけれども、全く人ごとなんですね。全く責任がない。今の議論を聞いていてもどこにだから責任があって、だれが権限を持ってやっているのかというのがよくわからない。先ほど相田委員も、今山田議員も質問しましたけれどもですね、これが発覚してですよ、こうやって私たちに当局報告する。ということはですね、設計業者の山本建築設計と何回かもう会っていろいろ聴取しなければいけない立場でしょう。何回したんですか。本当に会っていないの。 ○議長(土田春夫君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 設計業者とは・・・・かなりの回数お会いしてお話は聞いております。 ◆20番(羽下貢君) そうするとさっきの答弁と違うんじゃないですか。さっきは会っていないと言っているでしょう。じゃ、いいです。会いました、何回かね。会って、これ今調査しますという報告書ですけれども、何を聞いたんですか。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 私どもとしましては、まず国の補助をいただくということを第一に考えておりまして、まず追加工事で何とか安全な校舎を確保したいと、まずそこに全力を傾けてまいった次第でございます。そういう意味では、議員さん皆さんお尋ねのような責任問題ですとか、こういったことにつきましてはこれからというふうに考えております。 ◆20番(羽下貢君) それは当然耐震は議会で認められたわけです。数値が足りなければまたしなければいけないのは、多分だれも反対しませんよ。当たり前の話ですね。そんなの当たり前の話でしょう。今聞いているのは、じゃ山本設計事務所のだれと会っているかわかりませんけど、責任者とお会いしてどういう話をだから伺っているんですかという話を聞いているんです。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) これまでの何回かお会いした主な内容としましては、今回の追加工事どうやったらできるのか、そういったところがまず第一に考えておりました。 ○議長(土田春夫君) 7番、芳賀和久君。 ◆7番(芳賀和久君) ただいまの山王中学校の耐震について1点お聞かせ願います。  ただいま1点だけ、19ミリが16ミリにすりかわっていたという話なんですけども、そうしますとほかにもですね、数字の差異があったのかなかったのか、その辺1点お聞かせください。 ○議長(土田春夫君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 実はほかにもそで壁と言われる工事があるんですけども、そこの壁の厚さが判定書が27センチとあったものが、実際の工事では25センチで2センチ小さくなっていたというのがございます。ただ、これにつきましては耐震強度のほうには直接の影響が出なかったということでございます。 ◆7番(芳賀和久君) それは27センチなければだめなのが25センチだったと、これはIs値に関係ないと今課長お話しされましたけども、これは19ミリが16ミリになった関係で2センチが薄くなったというふうに判断をすればいいでしょうか。それとも、全く別な場所でそういう数字が出たのか、それだけ1点お願いします。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) これは、今回の内壁とは別な施工箇所であります。 ○議長(土田春夫君) 4番、牛膓利栄君。 ◆4番(牛膓利栄君) 地下水の汚染について若干お聞きいたします。  テトラクロロエチレンですね、これ今回市の調査ということですが、今回何カ所調査されて千原のここが2.何倍ですか、出たんですか。これ1カ所だけではないと思うんですが、そしてほかの箇所はですね、数値はどの程度だったか、ちょっとお聞かせください。 ○議長(土田春夫君) 環境保全課長。 ◎環境保全課長(笠原伸五君) 市の検査では、ここの箇所を含めて6カ所行っております。それから、参考までに同時期県の調査でも6カ所ということで、計12カ所行っておりますが、基準をオーバーした数値については当初申し上げたように、報告書にもありましたとおり村松甲番地の流出した現地1点と、もう一つは千原の1点ということで2カ所が基準値をオーバーした箇所ということで理解しております。 ◆4番(牛膓利栄君) 今6カ所とあったが、どことどこだかちょっと教えてください。 ◎環境保全課長(笠原伸五君) 基準値のオーバーした場所については、当初言いましたように村松甲番地、小新保の箇所、いわゆる原因箇所と思われる箇所1点と、それから千原のある世帯の井戸水ということで2カ所が基準値をオーバーした数値ということでございます。 ◆4番(牛膓利栄君) 私がちょっと話し下手で申しわけありませんが、6カ所とか今言われた箇所を全部を教えてくださいということなんです。 ◎環境保全課長(笠原伸五君) 1カ所は旧五泉地内、馬場町です。それから、南本町、駅前、それから千原、村松地区の笹野町、それから本田屋ということで、これが市の検査の6カ所の地点でございます。同じく県の箇所でございますが、駅前1カ所、それから千原に1カ所、それから村松の甲番地1カ所、それから本田屋に1カ所、それから小新保に1カ所ということでございます。 ◆4番(牛膓利栄君) わかりました。本田屋というのは三軒屋ですね。ということで、三軒屋の地域はオーバーしなかったということだと思うんですが、そこでですね、18年度でしたね、先回。これは毎年やっておられるんですか、それとも3年に1回とか5年に1回とかというペースなんですか。その辺ちょっとお聞かせください。 ◎環境保全課長(笠原伸五君) 私ども市の調査は毎年なんですが、県の調査ですと各年とかいろんな数値の程度を見まして場所を変えているというのが実情でございます。 ◆4番(牛膓利栄君) わかりました。  それでは、最後にたしか18年度のとき、私が言ったか、ほかの人が言ったかわかりませんけども、千原の下流に町屋があるんですよね。あそこもたしかあのとき要望したと思うんですが、今回出ていないということは町屋は依然としてしていないというふうに思っていますので、要望としてですね、市でも県でもいいですけども、あの地域もできたら調査対象にしていただくと、これは要望ですのでお願いします。  以上、終わります。 ○議長(土田春夫君) 21番、鈴木光規君。 ◆21番(鈴木光規君) 山王中学校に戻りますけれども、大体皆さんの質疑で理解はしたんですけど、1点だけ確認と1点だけお聞かせ願いたいと思います。  判定委員会が結果を出したのが3月31日だと。それが山本設計に報告があって、最初山本設計で、その後市当局に来たのはことしの2月二十何日とかという理解しています。それでいいのか悪いのか。  それともう一つ、山本設計は16ミリの鉄筋で十分0.7以上をクリアできると、そう思って設計をし、もうほぼ大丈夫ですよということを市当局に言ったわけです。それで小柳さんに決まったと、入札して決めたと。ところが、実際は19ミリでないとクリアできないということがわかって、自分たちは16ミリで自信あるわけですけど、判定委員会に異議申し立てはしているんですか、山本設計は。その2点をお聞かせください。 ○議長(土田春夫君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 前段のほうでありますが、先ほど私2月の中旬にというのは、あくまでも設計書、その時点では判定会にかけたものと同じ内容だったと思われます。その設計書を設計業者のほうから市のほうはいただいております。それで市は発注をかけたわけですが、その後判定委員会でも審査が進んでいたと。結果として見ると、その16ミリの部分が19ミリにどうも直ったようだということでございます。直っておりました。申しわけありません。  その後設計業者のほうからは、特に変更になった云々という話はございませんでした。 ◆21番(鈴木光規君) 今2番目のほうの、ちょっと理解ができないんですけど、私の言った質疑はちゃんと理解していますか。もう一度言いましょうか。私の申したのは、16ミリでその設計業者、山本設計は設計したわけですよ。それは0.7以上クリアする自信があったから、ちゃんと16ミリで、それは何本だかわかりませんけども、自分のとこはそういうふうに設計したわけですよ。必ず0.7以上オーケーだと。それで、市当局にオーケーを出している。ところが、判定書にはこれは19ミリじゃないとクリアできませんよという答えが返ってきたわけです。自分のとこが16ミリでちゃんとオーケーだと思って設計しているわけです。19ミリへの異議の申し立てはしていますかということなんです。判定書に。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 異議申し立てということではないかと思います。あくまでも審査を受ける立場でございますので、恐らく16ミリでなくて19にしたほうがいいというような指示があったものと思っております。 ◆21番(鈴木光規君) これ以上言ってもだめみたいですけども、ただ設計屋はちゃんと自分のとこは計算してやっているわけです。自分の計算は絶対間違いないと自信があるはずです。だから、19ミリに訂正させられたのは、絶対これは異議申し立てるべきなんです。ということは、設計屋は計算していないということになるんです。計算ができなかったということになる。その辺も含めても、聞いてもこれ以上しようがないですけど、追加工事をとにかく早目にすることをお願いしまして終わります。 ○議長(土田春夫君) 5番、熊倉政一君。 ◆5番(熊倉政一君) 山王中学の耐震にかかわる質問ですけども、これ今月の31日がタイムリミットだと思うんですけども、これできなかった場合の損失というか、それをちょっとお聞きしたいんですけど。影響です。 ○議長(土田春夫君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 仮に間に合わなかった場合ということだと思うんですけど、あくまでも県のほうには3月末までに終われば補助金のほうは大丈夫ですというお話は伺っております。仮に間に合わなかった場合、また再協議ということになろうかと思います。当然国との折衝等も出てくるかと思いますが、最悪の場合は補助金をいただけないということも想定はされます。 ◆5番(熊倉政一君) 契約額が1億9,000万、約2億という大きなお金をつぎ込んで工事してきたわけですんで、これができなかったというともうはかり知れない損害が出ると思われるんですよね。だから、工事の期間とか逆算していくと日がないんですよね。だから、これ今回当局報告という形で出されましたけども、誠心誠意我々もそうですし、市民の皆さんがわかるように慎重な調査はいいんですけども、ゆっくりしていられないんです。けつ決まっているから。だから、原因というのはある程度特定されていると思うんですけども、もう素早くその辺皆さんに納得できるような形で進めていただきたいと、これ要望です。  以上。 ○議長(土田春夫君) 13番、阿部周夫君。 ◆13番(阿部周夫君) 今ほどいろんな質疑が開会時からあるわけですけど、教育長が一言も発言されていないということでですね、教育長、この当局報告、一連のこの耐震強度に至らなかったということに関して、教育長どのような形で責任を感じていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(土田春夫君) 關根教育長。 ◎教育長(關根忠君) 教育委員会の責任者でございますので、私には十分な責任があると思っております。どのような形の責任かというふうなことにつきましては、ちょっと今この場でどうしたらいいのかわからんでございますけども、責任は非常に強く感じておりますし、本当に申しわけないという気持ちでいっぱいでございます。 ◆13番(阿部周夫君) 最後、あとこれ事務的な確認ですけども、この追加工事というのは既決の予算でどういった予算でやるのか、ちょっと私も議案書をまだ正確に見ていないんですけど、最終日に追加になるのか、この後追加になるのか、既決の修繕費とかで対応するのか、それだけちょっと確認させてください。 ○議長(土田春夫君) 学校教育課長。 ◎教育委員会学校教育課長学校給食センター所長(小黒常樹君) 工事請負費の予算につきましては、昨年平成21年度の補正予算でいただいたものを22年度に繰越明許してございます。その繰越明許いたしました工事請負費にまだ残額がございますので、そちらから支出させていただきたいということで、特に今回の議案にはのってございません。 ○議長(土田春夫君) それでは、ほかにありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、以上で日程第5を終了いたします。  午後13時15分まで休憩をいたします。          午前11時51分 休憩                                                      午後 1時16分 再開 ○議長(土田春夫君) それでは、休憩前に引き続き再開をいたします。 △日程第6 発議第1号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第6、発議第1号 議会活性化等特別委員会の設置についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。 17番、相田豊君。 ◆17番(相田豊君) 発議第1号 議会活性化等特別委員会の設置についてであります。地方分権時代にふさわしく、より市民に必要とされる議会とするために議会活性化に向けた調査研究を行うものであります。  議案につきましては、お手元に配付いたしました議案を朗読いたします。  発議第1号 議会活性化等特別委員会の設置について。地方自治法第110条及び委員会条例第6条の規定により、下記のとおり議会活性化等特別委員会を設置するものとする。  記。1、名称。議会活性化等特別委員会。2、目的。議会活性化に関する調査・研究を行う。3、委員の定数8人。4、期間。2に掲げる目的を達成するまで閉会中もなお調査・研究を行うことができる。なお、委員の選任については議長一任といたすものであります。  以上であります。よろしくご審議の上、ご決定くださいますようお願いいたします。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は、会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定しました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結します。  採決をします。  発議第1号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、発議第1号は原案のとおり可決されました。  それでは、委員会条例第8条第1項の規定により、議会活性化等特別委員会の委員に       3番  平 井 敏 弘 君        5番  熊 倉 政 一 君       6番  広 野   甲 君       11番  山 田   博 君      12番  石 黒 俊 雄 君       19番  川 瀬 圭 介 君      20番  羽 下   貢 君       21番  鈴 木 光 規 君  以上の8名を指名いたします。  これより休憩をし、休憩中に委員会を開き、委員長、副委員長の互選をしていただきます。委員長が互選されるまで年長委員が委員長の職務を行うことになっておりますので、そのようにお願いをいたします。  なお、互選の結果については委員長から議長のもとへ報告を願います。  委員会の開催場所は第3委員会室でお願いいたします。  それでは、これより暫時休憩をいたします。          午後 1時20分 休憩                                                      午後 1時31分 再開 ○議長(土田春夫君) それでは、休憩前に引き続きまして再開をいたします。 △日程第7 議長報告   (1) 議会活性化等特別委員会委員長及び副委員長の互選結果について ○議長(土田春夫君) 日程第7、議長報告であります。  休憩中に行った議会活性化等特別委員会正副委員長の互選結果について議長に報告がありましたので、ご報告申し上げます。  委員長に羽下貢君、副委員長に熊倉政一君。  以上であります。 △日程第8 議第2号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第8、議第2号 専決処分の報告承認についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) ただいま上程になりました議第2号 専決処分の報告承認についてご説明申し上げます。  このたびの専決処分は、平成23年1月20日付で平成22年度五泉市一般会計補正予算(第9号)を専決したものであります。この冬の降雪状況等でありますが、昨年12月9日に降り始め、15日に除雪車の初出動となりました。その後25日から27日にかけて大雪となり、早朝からの出動が続きました。ことしに入り、1月10日から降り続いた雪は15日以降一段と強まり、除雪機械借上料などの既決予算に不足が生じる見込みとなったため、補正予算の専決処分をいたしました。1月19日時点の累計降雪量は、五泉市消防本部で115センチメートル、村松分署で193センチメートルに達し、この間道路交通の確保は除雪車96台で当たり、12月15日から1月19日までの間の全線の出動日数は6日、山手などの部分出動は3日となったところであります。  それでは、補正の内容について申し上げます。このたびの補正予算は、歳入歳出既決予算総額に変更はございません。歳出の3款民生費210万円の追加は、1項社会福祉費の老人福祉費で高齢者生活支援事業の老人世帯雪おろし援助扶助金であります。  7款商工費47万3,000円の追加は、1項商工費の市場費で定期市場の除排雪を行うため、除雪車等の借上料であります。  8款土木費7,527万1,000円の追加は、2項道路橋りょう費の除雪費で除雪事業の時間外勤務手当220万円、消耗品費285万円及び除雪機械借上料6,922万8,000円の追加が主なものであります。  9款消防費241万7,000円の追加は、1項消防費の防災費で公共施設除雪等委託料であります。  12款予備費8,026万1,000円の減額は、歳出を調整したものであります。  以上、よろしくご審議の上、ご承認賜りますようお願い申し上げます。  以上であります。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。 19番、川瀬圭介君。 ◆19番(川瀬圭介君) 専決で当然これやらなければならない話でありますが、ここでお聞きするのがいいのか、適切であるかどうかはちょっとわかりませんが、お許しをいただいて、今冬大変な大雪で、今は落ちついたわけでありますが、あの1週間、2週間といいますかね、あちこちからいろんな苦情、職員の皆さん、また議員の皆さんも数々あったと、こう推測されるわけでありますが、このことについては先般非公式ですが、担当課ともちょっとお話をしたんですが、中でもとりわけ戸倉地内、大変な状況、それはどういった経過でそうなったのかちょっとわからないんですが、1日出るのがおくれたのか、あるいは倹約した結果なのか、非常にでこぼこになってしまいまして、圧雪が20センチぐらい。スクールバスが行っても子供がはねる状態だったそうであります。PTAのほうからも相当困ったという話を伺ったわけでありますが、できたらその事情、そしてまた来年度以降戸倉に限らず、豪雪地帯もあるわけでありますが、特にスクールバス路線、どのように解決していくかというのは大きな問題だと思うんですが、ちょっとお話をいただきたいなと、こう思いますが。 ○議長(土田春夫君) 塚野都市整備課長。 ◎都市整備課長(塚野文雄君) 今お話のありました戸倉につきましてですが、圧雪が残ったという形なんですけれども、実際戸倉地区には普通のとこですとショベル系、ドーザー系の除雪車を出しているんですけども、特別地帯だということでロータリー車が主に活躍している地区であります。ただ、ロータリー車というのは降った雪に対しては強いんですが、踏み固めた雪でありますとそれを掘り返してまではじくことができないという特殊性がございますので、今回の雪で一番問題になったのは日中降りまして一回通ってもとへ戻ってくる前に5時間か6時間かかってしまうもんですから、その間に踏みつけられてしまったということでございまして、その圧雪を取るのにまた3日、4日ドーザーを出しながら対応はしたのでございますけども、その間圧雪が残ったままになったというのが実情でございます。  今後どうするかということなんですが、今回の雪のような形があった場合に1回行っても三、四時間するとまた降っているというのが戸倉の実態でありますので、もう一回回ってきてももう一度行ってもらうなり、そのような形で今度検討していきたいと思います。ただ、昨年と違うのは昨年は里雪型でありましたので、それほどここら辺とは違わなかったんですけども、今回山雪型といいますか、山部のほうがこの辺とは想像もつかないほど降ったということでございますので、今後パトロールを強めて頑張りたいと思います。
    ◆19番(川瀬圭介君) そういう限りある予算あるいは限りある人員の中でですね、精いっぱいやられた結果だとは思うんですが、結果として非常に危険な状態、不便な状態が生まれたわけであります。だから、仕方がないと、こういうわけにはいかないわけでありまして、ぜひ今おっしゃられたような形でですね、雪の状況に合わせてこのようなことがないように来年度除雪体制を検討していただきたいと、こう強く市長、お願いをしたいところでありますが、特に村松の奥のほうですね、大変な状況でありましたので、要望を強くいたしまして終わります。 ○議長(土田春夫君) 20番、羽下貢君。 ◆20番(羽下貢君) 老人福祉の中で老人世帯雪おろし、いわゆる65歳以上の老人のみの世帯等に最大2万円が補助される制度だと思うんですけれども、これの実際の件数、そして当初予算よりどれだけふえたかというのをまずお聞かせ願います。 ○議長(土田春夫君) 酒井高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長兼五泉地域包括支援センター所長兼村松地域包括支援センター所長(酒井範子君)   高齢者生活支援の老人世帯の雪おろしの件数というご質問でございますが、当初予算では45件見込んでおりました。その後やはりこの降雪ということで、この補正の時点では110件を見込ませていただきました。 ◆20番(羽下貢君) いろいろな方から市役所のほうにもご相談があったと思います。110件といいますともう2倍以上の件数になっているわけですけれども、要は使用できる要件、これが先ほども言われましたように65歳以上の老人世帯しか使えないということでありますけれども、この老人世帯だけかどうかというところだけでこの雪おろし援助というところを見るとですね、例えばいわゆる村松の奥に住んでいられるのはおじいちゃん、おばあちゃんの老人だけだと。でも、町なかにすぐ子供がいるという老人世帯と、子供はいるんだけど、子供は朝早く出ていって夜遅くまで仕事をして、はっきり言って家にいないと、そういった中でですね、結局はお年寄りの方々が雪おろし、除雪をしなければいけないといった中で、やはり不満を漏らす方もおられるわけです。あそこが休みになると、もしくは雪がたくさん降るとまちから来ると。うちは対象にならないけど、いないと同じ、自分たちがしなければならない。ちょっと不条理じゃないかという話が出るわけですよ。それはそうですね。ことしみたいにとにかく毎日雪いじりしなければいけない。特に奥なんか雪おろしを4回も5回もしなければいけないというところになるとそうなってしまうので、ぜひともこれは要望なんですけど、市長、この要件をもう一度見直して、実際にだれが雪おろしをしているのだろうかというか、しなければならないのかというようなことをきめ細かに行政サービスをしていただきたいと、こう思いますがいかがでしょう。 ○議長(土田春夫君) 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) お話のとおりだと思います。遅く帰るわけでありますので、日中老人世帯しかおられない。どういった扶助、応援ができるのか、来年に向けましてですね、検討しなければならないと思いますが、帳面上クリアできないという本当にせつない世帯、困っている世帯があるという今お話であります。何とか救われるように考えていきたいと、このように思っております。 ◆20番(羽下貢君) ぜひともお願いしたいと思います。  そして、先ほど川瀬議員も戸倉方面で述べていましたけれども、山田議員もわかるとおり川内のほうもすごかったわけですよね。そして、いつも言われている歩道除雪、これがやはりいつも懸念されているとおり遅い。よくされていない。どうしてもそうなるわけです。ことしはこの雪が降る前に議論されたその議論をどのように実行して、どういうふうな効果を上げましたかということを課長にお聞きします。 ○議長(土田春夫君) 塚野都市整備課長。 ◎都市整備課長(塚野文雄君) 歩道の除雪が遅いということにつきましては、市の対応としましては一斉除雪のときになるべく出すような形をとりましたし、県のほうには県の歩道につきましてはA、B、Cですぐするところと日中するところと落ちついてからするところみたいな基準がありますので、その基準を緩めていただきたいということでお話を申し上げました。昨年よりも基準は緩めてくれたと考えております。 ○議長(土田春夫君) 10番、鈴木良民君。 ◆10番(鈴木良民君) 先ほどの老人世帯の雪おろしなんですが、雪の非常に多いところは3回、4回という形で雪おろしをせざるを得ない老人世帯もありますし、また同じ老人世帯でも1回で済む地域もあると。そういった面で同じ経費をかけながら余計かかっても少なくても1回しか出ないという非常に不便を感じておられる老人世帯が多かったというふうに感じております。また、まちの中においては雪を捨てる場所がない、おろす場所がないと、そのために車で運搬しなきゃいけない。そのために経費が非常にかかってしまっていると。同じ2万円の補助金でありながら、その世帯によって、また地域によって非常に大きな出費の差があるんじゃないかと、そういった面も勘案しながらこの補助制度をやっていかないと、ただありきたりの補助に終わってしまうんじゃないかというふうに考えておりますが、その辺市長でも答弁できる方がおられましたらお願いします。 ○議長(土田春夫君) 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) 先ほどのお話のようにですね、困っている方をどういうふうに救うかということであります。一応決め事という老人世帯の扶助費、この決め事というのは決め事としてやはりつくらなければならない、このように思っております。ただ、そのほかにどういったことができるのか、ボランティア隊をつくったりですね、どういった雪おろしの体制を組めるのか、鈴木議員さんにお答え、詳しくまだ考えはまとまっておりませんけども、やはりそういった形で一つの決めは決めとしてもそのほかに困っている方がおられると、その方たちをどういうふうに救っていくかということをこれから考えなければならないと、このように思っております。また、道路除雪におきましては私も戸倉のほうに、また川内のほうに、戸倉の圧雪、二、三十センチ本当にあって大変でございました。雪割りといいますか、はいでいるところに私も参加しましたけども、見てきましたけども、本当に圧雪ですごかったということであります。そういったきめ細かな、冬場でありますので、やはり困っている方が大勢おられるわけであります。そういったことで先ほどの歩道除雪、また道路除雪、市県道のまた除雪の差異もございます。そういったことをいろいろまた除雪協力会と相談しながらどういった支援ができるのか考えていきたいと、このように思っております。 ◆10番(鈴木良民君) この雪も大方これで終わりなのかなという気がします。ただし、この雪というのは毎年ありますので、この1年と言いませんが、9月議会ぐらいまでにきちんとした補助できるようなものを上げていただきたいと、このように要望して終わります。 ○議長(土田春夫君) 22番、猪熊豊君。 ◆22番(猪熊豊君) 老人世帯の雪おろしの援助なんですけども、旧五泉市では私議員になってちょっとしたときに当時の五十嵐市長じゃなくて林市長にこの制度をつくって、五泉市でも時々大雪になるからお年寄りや障害者の世帯に対する支援をすべきじゃないかということで、旧五泉市ではその当時できてきました。先ほど説明がありましたけども、高齢者世帯、お年寄りの世帯と言いましたけども、厳格にはひとり暮らしのお年寄り世帯もしくは障害者世帯というふうになっていると思うんですけど、それはどうでしたか。 ○議長(土田春夫君) 酒井高齢福祉課長。 ◎高齢福祉課長兼五泉地域包括支援センター所長兼村松地域包括支援センター所長(酒井範子君)   その要件につきましては要綱にうたわれておりまして、ひとり暮らしの高齢者、あるいは高齢者だけの世帯ということでうたわれております。 ◆22番(猪熊豊君) そうしますと、その障害者世帯、例えば弱視の方のご夫婦もおられますし、全盲の方もおられます。そういう世帯は当然この制度には私は対象になると思うんですけども、どうですか。 ◎高齢福祉課長兼五泉地域包括支援センター所長兼村松地域包括支援センター所長(酒井範子君)   残念ながら今の制度ではその要件がございませんが、いろいろことし本当に近年ない大雪だということで、そういう要望もございました。それは、今後検討していかなければならないのではないかと考えております。 ◆22番(猪熊豊君) ぜひですね、そういうのは市長が特に認める場合とかいうのをつけながら、障害者世帯に対しても十分適用させるように配慮していっていただきたいと思います。この一冬1回につき2万円が適用されれば、すべてこの雪おろしに対して対応できるというものじゃありません。2階建ての家ならば3万、4万かかっちゃうわけですから、この制度で十分であるわけではないし、もっと運用面でも検討していって使いやすいものにして安全な市民生活が送れるようにしていただきたいと思います。  次に、除雪費の関係ですけども、五泉も高齢化がどんどん進んできます。1年たてば必ず1歳年をとるというのがすべての人に与えられたわけですけども、5年たてば5歳年とる。そういう中で10年前は自分で家の前の雪は処理できたけども、もう70になったらとてもじゃないけどもできないという方もおられる。そこで、今回高齢化が進んできますと市への期待というか、除排雪に対する期待というものは非常に要望が強くなってくる。それに対して市役所の電話は降雪時かなりの苦情やお願いの電話があったと思うんですけども、その内容や件数、そういうものについてお聞かせください。 ○議長(土田春夫君) 塚野都市整備課長。 ◎都市整備課長(塚野文雄君) 除雪の苦情、要望等がどのようであったかということでございますが、今のこの手元にある集計では130件ぐらいのものをまとめたのがございますが、主に雪山の押し出す場所、それから自分のところの間口とか破損とか、あと除雪のやり方が悪いとか圧雪を残したとか、そういう要望が主であります。 ◆22番(猪熊豊君) 今回は、先ほど平地じゃなくて山のほうもかなり降ったと言われましたけども、新潟市、東区だとか中央区、町なかもかなり降りました。私も親戚がありますので、そちらへ行くと除雪車は昼間来ていないです。もう体制がとれないと。ほとんど幹線道路のみで、一歩裏へ入るともう雪はのけていない、そういう体制は組まれないと。五泉市はそこそこ降りますから、建設関係の会社にも協力しながらその体制をとっている。新潟市ではたまにしか降らない、去年も降りましたけども、おととしも、かなり体制が不十分な、しかし行政に聞いてみると確かに文句は来ますけども、それほど強くないと、こんな雪はびっくりしてそれほどやらないけども、五泉市さんはしょっちゅう、時々降るから一体どうしているんだということになるんでしょうねと感想を漏らしていました。やはりその場所場所によっても海側のところの行政を担当するところと、または山間、山に近いところというのは対応の仕方が違うんだなと、市民のそれだけ行政に対する要望も違うんだなということが見てとれると思います。そこで、市民の暮らしまたは救急車や消防のときにいかに早く命を守るか、財産を守るかということでこの除雪は大切なわけですけども、今回の除雪費は合計しますと2億円を超えた。春になって来月になればほとんど解けてしまうけども、快適な住民生活をするためにはこの2億円どうしても使う必要があったということになります。これに対して、豪雪は災害である、これがやはり政治の考え方としては私は大事だと思います。災害に対しては、国や県はしっかり支援をするということになって当然だと思います。これは、雪国の豪雪地帯の宿命として受けとめるのではなくて、東京はほとんど雪降りませんけども、雪国としては豪雪は災害であるという立場から、国に対して特別交付税、この財政支援を強く求めていくべきだと私は考えますけども、五泉市としてはどのように対応されているのか。 ○議長(土田春夫君) 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) 今のお話でありますが、隣の阿賀町では災害、豪雪の本部を立ち上げて取り組んだと。また、県下でも各市町村、山間、魚沼地方、特別豪雪地帯で自衛隊の派遣まで要請されたということであります。大変雪害の死者も新潟県で二十数名ということであります。大変な災害でございます。市長会におきましても先般この特別交付税の緊急支援と、除雪に関して、雪に関しましての支援ということで市長会で国に対して要望しております。 ◆22番(猪熊豊君) 今民主党政権になって事業仕分けということでかなりの財政的な引き締めをされていますけども、これは国民の生活が第一というキャッチフレーズもあるように生活を守るという立場から国がしっかり支援をしなけりゃいけない分野だと思います。  最後になりますけども、この除雪体制をしっかりしていくということになりますと、どうしても地元の建設関係の会社の支援体制が重要になってくる。しかし、最近公共事業かなり減りまして、重機を持っている建設会社もなかなか確保が難しくなってきているという面もあります。テレビのNHKの番組でも、除雪体制に対してどうしたらいいのかということで大学の教授を交えながら議論もされていた番組もありました。五泉市の除雪体制、今現在は何とか維持できたというふうに思いますけども、今後5年、10年先を見ていったときにその除雪機の機械をどう確保するか、体制をどうするかということは、これは非常に大きな課題になってくる。五泉市でその機械をリースで確保しておくのか、それとも業者にその機械を渡しておくのか、かなり機械自身も高いわけですし、それほど仕事がなければ用意しておかないという業者もあると思います。その辺についてどうお考えでしょうか。 ◎市長(伊藤勝美君) ほかに私が答弁漏れありましたら課長からお答えさせていただきますけども、大変厳しい除雪体制を組むにおきまして、毎年建設業者の皆さんが台数を減らしていると、またもしくは会社を閉じられるということで、除雪体制を組むに大変苦慮しているところであります。車両の充実ということで市で買い上げまして、お貸しをして仕事をしてもらっているというのが現実であります。五泉市におきましては、除雪協力会が率先して安全で安心な除雪体制を組むということで、昨年の12月の中旬、雪降る前、ちょうど当日ちょっと雪降りましたけども、総合会館の前でみずから除雪協力会の方たちが警察当局、また県当局、またそういった方たちからですね、みんな出ていただいて除雪の講習会を開いたということで、積極的に取り組んでいただいております。やはり地元の建設業者があってこそこの除雪体制が組めるわけですので、地元の建設業者の育成法とまでいきませんけども、仕事ができるようにですね、また雇用の確保という観点からもそういった取り組みをしてですね、市民の生活の安全、安心の負託にこたえていきたいと、このように思っております。 ○議長(土田春夫君) ほかにありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定いたしました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  採決をいたします。  議第2号は承認することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議第2号は承認することに決しました。 △日程第9 議第3号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第9、議第3号 新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更についてを議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) ただいま上程になりました議第3号 新潟県市町村総合事務組合を組織する地方公共団体の数の減少及び規約の変更についてご説明申し上げます。  このたびの数の減少及び規約の変更につきましては、平成23年3月31日をもって見附市、長岡市、三条市で構成する刈谷田川水防事務組合が解散することに伴い、総合事務組合から脱退することによるものであります。  なお、同水防事務組合解散後は組合が行っていた事務につきましては、それぞれの市に引き継ぐものであります。  以上の変更につきまして、平成23年1月17日付で総合事務組合から議決または専決処分の依頼があり、3月8日までに同組合へ議決または専決処分の謄本の提出が必要なことから、このたびの3月定例会の初日に議決をお願いするものであります。  以上、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定しました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  採決をいたします。  議第3号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議第3号は原案のとおり可決されました。 △日程第10 議第13号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第10、議第13号 平成22年度五泉市一般会計補正予算(第10号)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) ただいま上程になりました議第13号 平成22年度五泉市一般会計補正予算(第10号)についてご説明申し上げます。  このたびの補正予算は、歳入歳出既決予算総額から1,099万1,000円を減額し、歳入歳出予算総額を223億2,409万5,000円とするものであります。  補正の主なものは、歳入では法人市民税の追加、地方消費税交付金の追加、国庫支出金の子ども手当負担金の減額及び生活保護費負担金の追加、老人保健特別会計繰入金の追加、愛宕小学校校舎等新築事業費充当債の減額などであります。歳出では、退職手当の追加、財政調整基金積立金の追加、子ども手当給付費の減額及び生活保護費の扶助費の追加、市制度資金及び中小企業不況対策特別資金預託金の減額、愛宕小学校校舎等新築事業の減額などが主なものであります。  それでは、歳入の内容について申し上げます。  1款市税2億1,948万3,000円の追加は、1項市民税で1億8,460万7,000円の追加、これは法人市民税であります。  2項固定資産税で1,909万5,000円、3項軽自動車税で264万9,000円及び4項市たばこ税で1,726万8,000円を追加し、7項入湯税で348万円を減額するものが主なものであります。  2款地方譲与税1,000万円の追加は、1項地方揮発油譲与税の追加であります。  3款利子割交付金で300万円を減額し、6款地方消費税交付金で3,781万6,000円、7款自動車取得税交付金で1,000万円をそれぞれ追加するものであります。  11款分担金及び負担金17万5,000円の追加は、民生費負担金の広域入所負担金であります。  12款使用料及び手数料で506万8,000円の減額は、1項使用料で210万1,000円の減額。これは、馬下保養センター一般使用料323万7,000円の減額と土木使用料の生産物採取料220万9,000円の追加などを差し引きしたものであります。  2項手数料で296万7,000円の減額は、し尿くみ取り手数料314万8,000円の減額が主なものであります。  13款国庫支出金1,552万5,000円の追加は、1項国庫負担金で900万9,000円の追加。これは、生活保護費負担金1,500万円及び愛宕小学校校舎等新築工事費負担金1,645万5,000円の追加並びに子ども手当負担金2,273万5,000円の減額などを差し引きしたものであります。  2項国庫補助金で686万3,000円の追加は、住民生活に光をそそぐ交付金485万2,000円、障害者地域生活支援事業費補助金325万5,000円及び愛宕小学校給食施設整備費交付金238万8,000円の追加並びに新学習指導要領教材整備補助金275万円の減額などを差し引きしたものであります。  14款県支出金2,374万4,000円の減額は、1項県負担金で712万6,000円の追加。これは、民生費県負担金の国民健康保険に係る保険基盤安定負担金498万8,000円ほか各種保険基盤安定負担金の追加が主なものであります。  2項県補助金で2,384万7,000の減額は、民生費県補助金1,601万5,000円の追加と総務費県補助金276万8,000円、衛生費県補助金648万1,000円、労働費県補助金2,567万円及び農林水産業費県補助金413万9,000円などの減額を差し引きしたものであります。  3項県委託金で702万3,000円の減額は、参議院議員通常選挙費委託金661万8,000円の減額が主なものであります。  15款財産収入92万1,000円の減額は、各種積立金利子収入の減額であります。  16款寄附金60万2,000円の追加は、ふるさと応援寄附金32万4,000円及び社会福祉費寄附金27万8,000円であります。  17款繰入金4,585万9,000円の追加は、老人保健特別会計繰入金であります。  19款諸収入1億3,311万8,000円の減額は、3項貸付金元利収入で1億4,707万3,000円の減額。これは、市制度資金6,674万7,000円及び中小企業不況対策特別資金7,557万4,000円の貸付金元金収入の減額が主なものであります。  5項雑入で1,108万円の追加は、民生費雑入797万3,000円、衛生費雑入675万6,000円、商工費雑入461万1,000円などの追加と総務費雑入393万円及び学校給食費462万7,000円の減額を差し引きしたものであります。  20款市債1億8,460万円の減額は、愛宕小学校校舎等新築事業費充当債1億5,790万円の減額が主なものであります。  次に、歳出について申し上げます。  1款議会費1,429万7,000円の減額は、欠員に伴う議員報酬717万6,000円及び議員期末手当233万2,000円の減額が主なものであります。  2款総務費4億4,377万3,000円の追加は、1項総務管理費で4億6,069万7,000円の追加。これは、一般管理費で退職手当2億4,766万6,000円、職員退職手当負担金2,126万7,000円及び財政調整基金積立金2億円の追加と各事業の精算による減額などを差し引きしたものであります。  2項徴税費で886万1,000円、4項選挙費で666万6,000円の減額は各事業の精算によるものであります。  3款民生費84万2,000円の減額は、1項社会福祉費で1,064万5,000円の減額。これは、社会福祉総務費で国保特別会計繰出金425万4,000円及び心身障害者福祉費で重度心身障害者医療扶助費で787万3,000円の追加と後期高齢者医療費で2,425万5,000円の減額などを差し引きしたものであります。  2項児童福祉費で4,591万6,000円の減額は、児童福祉総務費で子ども手当給付費2,555万6,000円の減額及び各事業の精算による減額などであります。  3項生活保護費で5,571万9,000円の追加は、平成21年度実績による国庫負担金等償還金3,577万7,000円及び扶助費2,000万円の追加が主なものであります。  4款衛生費5,299万6,000円の減額は、1項保健衛生費で1,818万2,000円の減額。これは、予防費で新型インフルエンザ臨時接種事業の予防接種業務委託料450万7,000円及び環境衛生費で簡易水道事業特別会計繰出金584万円の追加と各事業の精算による減額などを差し引きしたものであります。  2項清掃費3,481万4,000円の減額は、各事業の精算によるものであります。  5款労働費73万4,000円の減額は、各事業の精算によるものであります。  6款農林水産業費3,595万3,000円の減額は、1項農業費で3,374万1,000円の減額。これは、農地費で県営基幹水利施設補修事業負担金570万8,000円の追加と各事業の精算による減額などを差し引きしたものであります。  2項治山林業費で221万2,000円の減額は、各事業の精算によるものであります。  7款商工費1億6,576万5,000円の減額は、商工振興費で住宅リフォーム事業補助金500万円の追加と市制度資金6,674万7,000円、中小企業不況対策特別資金7,557万4,000円などの預託金の減額及び各事業の精算による減額などを差し引きしたものであります。  8款土木費1,821万4,000円の減額は、4項都市計画費で下水道事業特別会計繰出金971万円の追加と各事業の精算による減額などを差し引きしたものであります。  9款消防費739万7,000円の減額は、各事業の精算によるものであります。  10款教育費1億8,952万7,000円の減額は、1項教育総務費で752万1,000円の減額、これは住民生活に光をそそぐ交付金事業に係る図書備品購入費100万円の追加と各事業の精算による減額を差し引きしたものであります。  2項小学校費1億4,791万2,000円の減額は、学校建設費で愛宕小学校校舎等新築事業1億3,948万1,000円の減額が主なものであります。  3項中学校費1,042万5,000円の減額及び4項幼稚園費112万7,000円の減額は、それぞれの事業の精算によるものであります。  5項社会教育費433万3,000円の減額は、図書館費で住民生活に光をそそぐ交付金事業に係る図書備品購入費100万円の追加と各事業の精算による減額などを差し引きしたものであります。  6項保健体育費1,820万9,000円の減額は、各事業の精算によるものであります。  11款公債費2,433万3,000円の減額は、市債償還金元金678万3,000円、市債償還金利子1,549万8,000円及び一時借入金利子205万2,000円の減額であります。  12款予備費5,529万4,000円の追加は、歳入歳出を差し引きし、追加するものであります。  次に、第2表、継続費の補正であります。  愛宕小学校校舎等新築事業について、工事請負契約に基づき事業費を変更するものであります。  次に、第3表、繰越明許費の追加であります。  2款総務費、1項総務管理費、庁舎等整備事業ほか10事業のきめ細かな交付金事業及び4款衛生費、1項保健衛生費、自殺・うつ病支援対策事業ほか2事業の住民生活に光をそそぐ交付金事業は、国の補正予算によるもので、実施計画に基づき繰越明許費をそれぞれの合計1億1,602万1,000円及び2,089万6,000円に設定し、事業の推進を図るものであります。  2款総務費、1項総務管理費の地上デジタル放送難視聴対策事業は、関係事業者との調整に時間を要するため、繰越明許費550万5,000円を設定し、事業の推進を図るものであります。  6款農林水産業費、1項農業費の農業基盤維持管理事業は、早出川頭首工整備補修事業について繰越明許費1,029万円を設定し、事業の推進を図るものであります。  2項治山林業費の林業施設災害復旧事業は、冬期間の工事を避けるため、繰越明許費251万7,000円を設定し、事業の推進を図るものであります。  10款教育費、2項小学校費の愛宕小学校校舎等新築事業は、国の補正予算に基づき1月に予算を追加した屋内運動場建設について、繰越明許費4億6,287万6,000円を設定し、事業の推進を図るものであります。合わせて6億1,810万5,000円の繰越明許費を設定するものであります。  次に、第4表、地方債の補正であります。  庁舎整備事業及び河川工作物応急対策事業を追加するとともに、基幹水利施設補修事業ほか6事業の限度額をそれぞれ変更するものであります。  以上、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。 3番、平井敏弘君。 ◆3番(平井敏弘君) ちょっとお尋ねしたいんですが、これは商工観光課かな、55ページ、ここに地域ブランド商品拡大事業委託料、減の2,211万1,000円、減額になっていますね。それで、新年度予算にこの科目で約3,200万円ほど上がっているわけですよ。この2,200万ってどういうわけで減額になったんですか。詳細を説明願います。 ○議長(土田春夫君) 商工観光課長。 ◎商工観光課長(西川和明君) 地域ブランド商品の拡大事業というのは、ふるさと雇用再生事業の中に入ってございまして、私どもが地域ブランド商品ということで民間の企業なり団体の皆さんが新しい事業を起こしていただいて、そこで失業者を雇って事業を進めてもらうということで募集をしてお願いをしたのですが、なかなか新しい事業を起こすというものが出てこないような状況でございまして、結果的に5団体ぐらいのもので終わってしまったということでございます。 ◆3番(平井敏弘君) はっきり申し上げると、詰めが甘かったということですか。2,200万円も落とすんだから。そういうことでしょう。だろうということで5団体云々ということなんですよね。それで、新年度予算、やっていないんだけども、ここで3,200万円上がっているわけですよ。新年度の場合は間違いないと思うんだけれども、やはり詰めが甘かったんじゃないですか。どうですか。 ◎商工観光課長(西川和明君) ちょっとふるさと雇用の中で地域ブランドというものということで新しい五泉の売りになるような商品をつくってくださいということで、確かにちょっとハードルを高くした部分があったのかというふうには考えております。 ◆3番(平井敏弘君) わかりました。23年度は間違いないと思うんですけど。これより増額になっていますから。  それとですね、農林関係なんですが、51ページをお願いします。数量調整円滑化の関係なんですが、水稲生産体質強化対策事業補助金450万と、それからその下の転作現地確認案内人等謝礼が300万ほど、かなり大きい、転作の確認だけでも300万落ちているわけですよね。この理由を詳細に説明願います。 ○議長(土田春夫君) 農林課長。 ◎農林課長(高岡徳康君) 水稲生産体質強化対策事業補助金の450万円の減額につきましては、減減米の10アール当たり2,000円というのが1,500町歩見込んでいましたけども、実際は1,275町歩ということでの減額でございます。  それとですね、転作現地確認案内人等謝礼305万5,000円の減額は、所得補償が始まりましてから生産調整に係る事務費が964万3,000円交付されるようになりました。その金で支出可能分をこのたびそちらのほうから支出ということで一般会計から減額させていただいたものでございます。 ◆3番(平井敏弘君) わかりました。  じゃ、最後にもう一点だけ。50ページの耕作放棄地発生防止対策事業補助金81万5,000円、以前にトラクターとか草刈り機とか何か購入をしながら団体に委託をしながら、団体に委託だと思ったが、トラクターなどを購入してですね、要するに耕作放棄地を解消するんだということで2年か3年前にトラクターを購入しているはずです。その活用とその後どの程度使っているんだと。ここで81万5,000円も落としているわけだから、その辺のことをお願いしたいんですが。 ◎農林課長(高岡徳康君) 耕作放棄地に関する機械の貸し付けでございますけども、これは担い手協議会で所有している機械でございます。それで、自走式草刈り機がございますけども、これは平成22年度で3回ほど、あとチェーンソーが2回ほどで、利用回数がちょっと少ないのは今後ちょっと周知、広報に努めていきたいというふうに考えております。  それと、ここの耕作放棄地の減額でございますけども、これは保全管理のところを一回でも耕作したときに10アール当たり3,000円の交付ということでございますけども、平成22年度、約20町歩の実施ということでございました。これもまた周知、広報に努めてまいりたいと思います。お願いします。 ◆3番(平井敏弘君) 二、三年前に買った機械が稼働率がかなり低いということですので、十分その点もう一度原点に戻って、ちゃんと当初計上した精神に基づいて、もう少し啓発をしながら精いっぱい努力していただきたいということで終わります。 ○議長(土田春夫君) 22番、猪熊豊君。 ◆22番(猪熊豊君) まず最初に、歳入のところで1億8,000万法人市民税が増額されるということで、大変今市内では景気が悪い中で景気のいい企業も市内に存在するということがここにも明らかだと思うのですけれども、会社名は結構ですけれども、どういう関係の会社なのか。医療関係なのか、それとも食品関係なのか、鉄鋼関係なのかお聞かせください。 ○議長(土田春夫君) 新堀税務課長。 ◎税務課長(新堀清隆君) 今猪熊議員のおっしゃった中にも関連はありますけれども、薬品関係と申し上げたほうが正確だと思います。 ◆22番(猪熊豊君) 守秘義務がありますので、それで大体わかりました。そういうふうに法人市民税の景気のいいというか、薬品だと何かそういういろんな需要があったんでしょう。確かに工場も今また新たに建設もされていたようですけども、それで次の入湯税を見ますと1割ぐらい減額されると。これは、また不況の影響かなと思うのですけれども、300万以上減額されるということですね。そうですね。348万円。入湯税というのは景気の動向に大きく左右するということですけども、温泉客、温泉を利用される方が1回につき150円という入湯税を払うわけですけども、この影響というのは非常に最近大きくなってきているんでしょうか、景気の動向は。 ◎税務課長(新堀清隆君) 確かに景気の動向も大きく影響はしております。ただ、昨年特に大きく減少したところがやはり公共施設でさくらんど温泉、咲花温泉も10%程度減少しておりますし、保養センターにつきましては大体前年と同じぐらいなんですけども、さくらんど温泉は確かに20%程度減少しております。 ◆22番(猪熊豊君) さくらんど温泉は指定管理者を導入されたのが去年、大変な問題になりました。そういう中で食事を提供していた方などがいったん出されると、新たに市外、県外から指定管理者として業者が入ってくる。そういう中でサービスを提供すると。私はそれ以後行ったことはないんですけども、行った人に聞きますともうかなりすいていると、がらがらだよと、前の面影はなくなってしまったんじゃないのというふうに言われました。大変寂しいことです。当時さくらんど温泉に対して約束したこと、検討委員会でやった、それはどう責任取るのかということは今後追及していきたいというふうに思います。  次に、諸収入なんですけども、商工費貸付金元利収入、これが1億4,500万ほど減額、用意したけども使う人がいなかったということなのか。それとも、大変ハードルが厳しくてこの不況対策の融資制度を使う業者がいなかったと、金融需要はあるんだけども、銀行を窓口としているためになかなかオーケーのサインが出ないということなんでしょうか。この主な要因は何ですか。 ○議長(土田春夫君) 西川商工観光課長。 ◎商工観光課長(西川和明君) 特に不況対策などにつきましては、件数的には21年度とほぼ同等の件数が出てきております。私どもも21年度から22年度になるときに景気の悪いのが引き続くだろうということで、預託の関係については21年度並みに予算を持ってきたんですが、結果的には実際の数字的には21年度とほぼ同程度のものが出てきて、結果的には減額という結果になったということであります。 ◆22番(猪熊豊君) そうしますと、前年度並みに用意していたんだけども、それは使わなかった部分も多いということで理解しました。私もきょう市役所へ来るときにニット関係の会社の前を通りますともう灯が消えたようになっているというところもありました。撤退されたニット関係の会社もあると。今後撤退する会社も名前が挙がっているということもあります。大変厳しい状況になってきている。そういう中でただ単に会社がなくなるというのは、会社一つがなくなる、電話帳から消えるという問題ではありません。そこに働いていた従業員や家族の方、この方が大変な思いをすると。家族の進学にも大きな影響を及ぼすと、または借金の返済にも大変苦労されるということにもなります。ぜひその点で力を出していっていただきたいと、路頭に迷わないようにしていただきたいというふうに思います。  そういう中で制度として12月定例会でつくったのが住宅リフォーム助成制度、これについては1,000万円12月議会で補正を組まれた。今回また500万追加すると。1月に入って、ことし1月からこの制度を募集されたわけですけども、大変好調だという話も聞いております。先ほど専決処分の報告承認のところでも12月から1月にかけてはかなりの豪雪があったと、雪が降ったと。そういう中でもこの制度を使って何とか快適な生活をしたいということで申し込まれた人が多いと。この相談件数または申し込み件数、どのぐらいに及んだのか、どういう工事が大きいのかお聞かせください。 ◎商工観光課長(西川和明君) 2月18日現在で115件ほど受け付けをいたしました。それで、ほぼ当初12月補正でお願いした分につきましては満額の補助金ということになりました。工事内容といたしましては、トイレ工事、屋根工事あるいはおふろ、洗面所などの改修工事というものが多かったというふうに見ております。 ◆22番(猪熊豊君) 五泉市住宅リフォームの事業補助金の内訳を私も資料としていただきましたけども、やはりさすが市長はかわら屋さんを本業とされていましたので、件数的には屋根工事が一番多いですね。雪の中でよく屋根工事を決断されたなと思うんですけども、これが一番件数としては多いです。金額的には第2位となりますけども、1番はやはり家族の要望で浴室や洗面所、ここをこの機会によくしようということで1,300万円の、工事費の累計としては1,300万円になります。用意したお金1,000万、1,500万となりますと単純に計算してもその5倍から10倍の経済波及効果が、単純に計算していけば最低でも5倍と、多く見積もれば10倍の、1,500万だったら1億5,000万の経済波及効果が今後及んでくるという効果が非常に期待されている。地元の中小企業にとっては、これを使いながら市民の暮らしをよくしていこうというふうになると思うんです。新年度予算にもこれから提案がありますけども、そこにも入っていることになりますけども、ぜひ制度をもう少し使いやすいものに変えていっていただきたいというふうに思います。  それからですね、もういいやってまだします。最後、恒例となっております3月の補正予算というものは、大体市の職員の皆さんが長年勤められてきて退職の時期を3月末に迎えられると。そこまで長い間市民の暮らしを守るために頑張ってこられたその努力というのは大変頭が下がります。それに対して退職金が支払われると。今回追加して約4億5,000万ほどになるような気がします。5億4,600万となります。団塊の世代と言われた方たちが、昭和25年生まれの方が多いかもしれません。その後早期にやめられる方はそれ以後の方もおられる。そういう方たちが一体何名退職されるのかお聞かせください。 ○議長(土田春夫君) 丸山総務課長。 ◎総務課長併選挙管理委員会事務局長(丸山伸夫君) 退職金の関係でございます。確かに言われたとおりの金額が必要でございます。それで、22年度で退職されたと、つまり早目におやめになった方も含めます。それで、この中には特別職もおられますが、27名ということになります。 ◆22番(猪熊豊君) 5億4,000万を27で割りますと、大体私には何にも関係ないですけども、家が1軒ぐらい建ちそうなお金をいただくということになります。かなり立派な家が建てられる。中小企業で働く皆さんは大変うらやましいと思う気持ちも私は理解できます。一方で長年勤めてきてやってきたんだからということにもなるでしょう。こういう中で今後、これからは団塊の世代が徐々に少なくなってきて、退職金が5億、6億要らなくなってくるのか、それとも今後の見通しとしてはいつがピークなのか。今回がピークで、これからは徐々に少なくなってくるだろうと予想されるのか。そして、その財源的な手当てというものは今後も十分対応できると考えておられるのかお聞かせください。 ◎総務課長併選挙管理委員会事務局長(丸山伸夫君) 今後の大きな見通しということではないんですが、たまたま先ほど全部含めて27名と。見ているのは定年ということなんで、当初予算に載せさせていただくのは予定される方ということで、今回定年の方は13名おります。来年度は12名と、こういう数字がしばらくちょっと続くかなというふうに思っておりますが、勧奨者が募集したときにどのくらい上がってくるか、この辺によってまた金額が動きますので、見通しを立てろと言われるとなかなか難しい面がございますということだけお話ししたいと思います。 ○議長(土田春夫君) 17番、相田豊君。 ◆17番(相田豊君) 商工費について伺います。  まずですね、55ページ、私一般質問にも出しておきましたんですが、ここに企業誘致推進事業として旅費が出ておりますね。これは、どこかこれぞと思う企業があってお出かけになったのかどうか、そこを1点お聞きします。  それから次のページ、57ページ、勘六堤の八ツ橋のデッキ撤去工事となっております。これはですね、何年か前に私はここは絶対に手をつけるべきじゃないということで非常に強く申し上げたんですが、少数意見だったためこれは実施されたということですよね。それを今度はお金をかけて整備して、またお金をかけて撤去すると、私にはとても理解ができないんですが、その辺をご説明ください。 ○議長(土田春夫君) 西川商工観光課長。 ◎商工観光課長(西川和明君) 地場産業拡大事業の旅費でございますが、3万4,000円を今回追加をお願いするわけですが、箱根にありますプリンスホテルの支配人の方から五泉フェアということで五泉を売り出していただけるということで、この3月10日から五泉の食材フェアが開かれます。そこに職員を2名派遣をして、今後の状況などについて見てきたいということで旅費を追加させていただきました。  それから、勘六堤の八ツ橋デッキにつきましてはいろいろございましたけども、やはり危険であるということで今回撤去させていただくということになりました。 ◆17番(相田豊君) 箱根の件については、これは新聞に載っておりましたあの記事のとおりなんですね。それは理解をいたしました。  勘六堤につきましてはですね、私はあの周辺を見ましても以前とは想像もつかないくらい改革が進みまして、昔の姿をとどめておりません。ここはハンノキがきれいに生い茂って自然がいっぱいだったところを市がわざわざ、旧村松町ですけれども、手をつけて改革してしまったところなんですね。今回これを全部撤去してしまうということは、もとの自然に戻すんですか、それともまたかけかえをなさるんでしょうか。 ◎商工観光課長(西川和明君) 今のところ新しいものをつくろうという計画はございません。 ◆17番(相田豊君) こういう事業をなさるときにはですね、もうちょっと真剣に考えていただいて、わざわざ金をかけてつくって自然を壊して、そしてまた金をかけて撤去するということは皆さんの税金を使ってやるわけです。今後こういう事業をなさるときには十分な下調べをして、その地にどういうものが適当かということも十分お調べになった上で手をつけていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(土田春夫君) ほかにありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定いたしました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  採決をいたします。  議第13号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議第13号は原案のとおり可決されました。 △日程第11 議第14号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第11、議第14号 平成22年度五泉市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) ただいま上程になりました議第14号 平成22年度五泉市国民健康保険特別会計補正予算(第5号)についてご説明申し上げます。  今回の補正予算は、歳入歳出予算の総額に1億7,562万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ56億9,370万8,000円とするものであります。  補正の主な内容を歳入から申し上げます。  2款分担金及び負担金181万7,000円の減額は、特定健康診査等事業負担金の確定によるものであります。  4款国庫支出金、1項国庫負担金1億3,563万円の追加は、療養給付費等負担金、高額医療費共同事業負担金及び特定健康診査等負担金の確定等によるものであります。  2項国庫補助金6,349万1,000円の減額は、財政調整交付金、出産育児一時金補助金及び高齢者医療制度円滑運営事業費補助金を見込んだものであります。  5款療養給付費等交付金8,453万6,000円の追加は、退職被保険者等療養給付費交付金を見込んだものであります。  7款県支出金、1項県負担金45万5,000円の追加は、高額医療費共同事業負担金及び特定健康診査等負担金の確定によるものであります。2項県補助金2,385万4,000円の追加は、財政調整交付金を見込んだものであります。  8款共同事業交付金2,184万円の減額は、高額医療費共同事業交付金及び保険財政共同安定化事業交付金の確定によるものであります。  9款財産収入5万4,000円の減額は、財政調整基金の積立金利子であります。  10款繰入金、1項繰入金1,025万4,000円の追加は、保険基盤安定繰入金、出産育児一時金繰入金及び職員給与費等繰入金の確定等によるもの並びに基金積立金繰入金は100万円単位の残高を繰り入れるものであります。  12款諸収入、1項延滞金加算金及び過料199万6,000円の追加は、国保税延滞金であります。2項雑入610万4,000円の追加は、第三者行為納付金、医療費返納金等を見込んだものであります。  次に、歳出について申し上げます。  1款総務費、1項総務管理費420万3,000円の減額は、人件費、郵便料及び国保連合会負担金等を見込んだものであります。2項徴税費31万4,000円と3項運営協議会費23万6,000円の減額は、今後の事業を見込んだものであります。  2款保険給付費、1項療養諸費1億9,872万4,000円の追加は、一般被保険者療養給付費、退職被保険者等療養給付費、一般被保険者療養費、退職被保険者等療養費、審査支払手数料の追加と減額、及び2項高額療養費2,096万5,000円の追加と4項出産育児諸費630万3,000円の減額は、今後を見込んだものであります。  3款後期高齢者支援金等、5款老人保健拠出金及び6款介護納付金は、歳入の補正に伴い財源充当の変更を行うものであります。  7款共同事業拠出金187万2,000円の減額は、高額医療費拠出金及び保険財政共同安定化事業拠出金の確定によるものであります。  8款保健事業費、1項特定健康診査等事業費1,502万2,000円の減額と2項保健事業費4万6,000円の減額は、それぞれ事業の今後を見込んだものであります。  9款基金積立金5万4,000円の減額は、金利の変動によるものであります。  12款予備費1,601万2,000円の減額は、歳入歳出を差し引きしたものであります。  以上、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定しました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  採決をいたします。  議第14号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議第14号は原案のとおり可決されました。 △日程第12 議第15号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第12、議第15号 平成22年度五泉市老人保健特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) ただいま上程になりました議第15号 平成22年度五泉市老人保健特別会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。  歳入歳出予算の総額に4,231万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ5,221万3,000円とするものであります。  老人保健特別会計は、平成20年3月末に老人保健制度が廃止されてから3年が経過し、法で定められた特別会計の設置根拠の経過措置が今年度末で満了することから、平成22年度末に会計の収支残高をゼロ円にして廃止することとなります。このために必要な補正を行うものであります。  補正の主な内容を歳入から申し上げます。  1款支払基金交付金224万5,000円の減額は、医療費交付金と審査支払手数料交付金の今後の交付額を見込んだものであります。  2款国庫支出金1,000円の減額は、過年度分医療費国庫負担金が交付されないため皆減とするものであります。  3款県支出金1,000円の減額は、過年度分医療費県負担金が交付されないため皆減とするものであります。  4款繰入金224万2,000円の減額は、医療費市負担金及び事務費負担金の金額を見込んだものであります。  6款諸収入、2項雑入4,679万9,000円の追加は、医療費不正利得等返納金及び医療費過誤調整分雑入の金額を見込んだものであります。医療費不正利得等返納金が多額となっておりますのは、医療機関が国と県の事務指導により診療報酬の請求誤りを指摘され、五泉市の老人保健特別会計へ返納が行われたことによるものであります。  次に、歳出について申し上げます。  1款総務費2万7,000円の減額は、一般管理費を見込んだものであります。  2款医療諸費352万2,000円の減額は、医療給付費、医療支給費及び審査支払手数料を見込んだものであります。  4款諸支出金4,585万9,000円の追加は、一般会計繰出金の金額を見込んだものであります。これは、老人保健特別会計が廃止となるため出納整理期間が設けられないことから、3月31日現在の収支残額を一般会計に繰り出すことでゼロ円として会計を閉鎖するため、歳入と歳出の差額を見込んでおります。  以上よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。 22番、猪熊豊君。 ◆22番(猪熊豊君) 諸収入で先ほど説明がありました医療費不正利得等返納金4,600万円余り、計算上該当しないとか何かいろいろ医療事務の関係で間違いは、これはどうしてもあるかもしれません。しかし、金額的には非常に大きな金額になっておりますし、以前にも何かこのようなことはあったような気も私はします。これは、市内の医療機関なのか、それとも市外の医療機関で起きたことなのか、まずこの辺からお聞かせください。 ○議長(土田春夫君) 市民課長。
    ◎市民課長(川村正美君) 市内の医療機関であります。 ◆22番(猪熊豊君) そこでは専門の方が医療事務を行っており、そういう中で多少の間違いというか、そういうのはミスはあるかもしれませんけども、額としては非常に大きな額がここに載っている。これは、老人保健制度そのものを根幹を揺るがすような事態になってくるというふうにも思われますけども、これは何件、何人分のものなのか。たまたまこの高額療養費としてかかってきたものなのか。 ◎市民課長(川村正美君) 過去の国と県ですね、事務指導によりまして指摘があった部分を自主返納されたということで確認はしておりますけども、詳細につきましてはわからないという状況であります。 ◆22番(猪熊豊君) 前の決算書か何かのときにもたしかこのようなことが出てきたんではないかなと私は思っているんですけども、結構これは繰り返されてきているんではないかなと。もし同じ医療機関ならば。その辺についてはどうですか。 ◎市民課長(川村正美君) 過去のものにつきまして、精算のために何年も会計を持っていたわけですけども、これほど高額なものは私の記憶ではなかったかと思っております。 ◆22番(猪熊豊君) 県からの指摘で発覚したと、それで指導を受けたんで自主返納されたということなんですが、この原因、あってはならないことを、考え方の違いはいろいろとありますけども、医療機関としては医療機関の考え方もあるでしょう。保険が適用されると思っていたということもあるでしょうけども、原因はやはり何だと、こういうふうなことがミスの原因、これについてはどう行政としては思われていますか。 ◎市民課長(川村正美君) 私が聞いた範囲で申し上げますけども、患者さんの数に対する看護師さんの数、その辺も診療報酬にいろいろかかわってくる部分ですけども、その辺の計算上の取り扱いの見解の相違というふうに私が聞いた範囲では聞いております。 ◆22番(猪熊豊君) 病院経営では、かなり医療費の抑制ということで年々医療制度が厳しくなっている。そういう中で大きな病院になればなるほど赤字が生まれるような仕組みになって、患者さんが適切な医療を受けられないということにもなっている。そういう点では非常に大きな問題がやはりこういう末端のところで起きてきているんだなと。この大きな犠牲は何かといったら、やはり市民の命、健康、こういうものがなかなか病院経営が難しくなってきている中で脅かされてきていると。患者さんが適切な医療を受けられないということに結果的につながってくるんではないかなというふうに思います。このようなことはないほうがいいわけですけども、国に対してはもう少し病院経営がちゃんとできるような支援の仕方、こういうものを地方から声を上げていっていただきたいというふうに思います。  終わります。 ○議長(土田春夫君) ほかにありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定しました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結します。  採決をいたします。  議第15号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議第15号は原案のとおり可決されました。  ここで3時15分まで休憩をいたします。          午後 3時00分 休憩                                                      午後 3時18分 再開 ○議長(土田春夫君) それでは、休憩前に引き続き再開いたします。 △日程第13 議第16号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第13、議第16号 平成22年度五泉市介護保険特別会計補正予算(第5号)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) ただいま上程になりました議第16号 平成22年度五泉市介護保険特別会計補正予算(第5号)についてご説明申し上げます。  このたびの補正予算は、歳入歳出予算の総額にそれぞれ1,787万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を48億6,602万9,000円とするものであります。  補正の内容を歳入から申し上げます。  1款保険料64万6,000円の追加は、第1号被保険者保険料の増額によるものであります。  4款国庫支出金554万3,000円の追加は、介護給付費負担金422万5,000円や調整交付金140万5,000円などの増額等によるものであります。  5款支払基金交付金572万9,000円の追加は、介護給付費交付金などの増額等によるものであります。  6款県支出金211万5,000円の追加は、介護給付費負担金215万8,000円などの増額等によるものであります。  7款財産収入8万9,000円の減額は、介護給付費準備基金積立金等の利子収入の減額によるものであります。  8款繰入金373万9,000円の追加は、一般会計繰入金186万6,000円と、基金繰入金187万3,000円の増額によるものであります。  10款諸収入18万9,000円の追加は、第1号被保険者延滞金の増額によるものであります。  次に、歳出について申し上げます。  1款総務費125万7,000円の減額は、総務管理費200万5,000円の減額と、介護認定審査会費74万8,000円の増額によるものであります。  2款保険給付費1,963万2,000円の追加は、介護サービス等諸費2,504万8,000円の増額や、介護予防サービス等諸費1,459万3,000円の減額などによるものであります。  3款地域支援事業41万4,000円の減額は、介護予防事業費の減額などによるものであります。  4款基金積立金8万9,000円の減額は、介護給付費準備基金利子積立金などの減額によるものであります。  以上、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定いたしました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  採決をいたします。  議第16号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議第16号は原案のとおり可決されました。 △日程第14 議第17号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第14、議第17号 平成22年度五泉市下水道事業特別会計補正予算(第5号)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) ただいま上程になりました議第17号 平成22年度五泉市下水道事業特別会計補正予算(第5号)についてご説明申し上げます。  このたびの補正予算は、歳入歳出既決予算総額から5,226万円を減額し、歳入歳出予算の総額を25億3,679万3,000円とするものであります。  それでは、歳入から申し上げます。  3款国庫支出金400万円の減額は、公共下水道事業国庫補助金であります。  4款繰入金971万円の追加は、一般会計繰入金であります。  6款諸収入1,623万円の追加は、消費税還付金及び工事負担金であります。  7款市債7,420万円の減額は、公共下水道整備事業債であります。  次に、歳出について申し上げます。  1款総務費264万4,000円の減額は、汚水管渠維持管理事業の流域下水道維持管理負担金が主なものであります。  2款下水道事業費7,976万2,000円の減額は、汚水及び雨水管渠整備事業の工事請負費及び地下埋設物移設等補償料が主なものであります。  3款公債費3,014万6,000円の追加は、市債償還金利子が主なものであります。  次に、第2表、繰越明許費の設定であります。  2款下水道事業費の公共下水道事業の整備を促進するため、8,430万円を繰り越すものであります。  地方債の変更は、第3表、地方債補正によるものであります。  以上、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定いたしました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  採決をいたします。  議第17号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議第17号は原案のとおり可決されました。 △日程第15 議第18号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第15、議第18号 平成22年度五泉市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) ただいま上程になりました議第18号 平成22年度五泉市簡易水道事業特別会計補正予算(第4号)についてご説明申し上げます。  このたびの補正予算は、歳入歳出既決予算総額から5,625万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を1億8,344万4,000円とするものであります。  それでは、歳入から申し上げます。  1款分担金及び負担金74万7,000円の減額は、他会計工事負担金であります。  3款国庫支出金2,069万7,000円の減額は、田川内・高石簡易水道整備事業補助金であります。  4款繰入金584万円の追加は、一般会計繰入金であります。  6款諸収入24万9,000円の追加は、消費税還付金であります。  7款市債4,090万円の減額は、簡易水道整備事業債であります。  次に、歳出について申し上げます。  1款総務費17万1,000円の追加は、修繕料60万円を追加し、備品購入費56万8,000円の減額が主なものであります。  2款建設改良費5,642万6,000円の減額は、測量設計委託及び工事請負の完了による精算が主なものであります。  以上、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定しました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  採決をいたします。  議第18号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議第18号は原案のとおり可決されました。 △日程第16 議第19号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第16、議第19号 平成22年度五泉市川東財産区一般会計補正予算(第2号)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) ただいま上程になりました議第19号 平成22年度五泉市川東財産区一般会計補正予算(第2号)についてご説明申し上げます。  このたびの補正予算は、歳入歳出既決予算総額に23万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ416万5,000円とするものであります。  補正の内容を歳入から申し上げます。  1款財産収入23万2,000円の追加は、新潟県治山事業に伴う土地の貸し付けと立ち木の売り払いによるものであります。  次に、歳出について申し上げます。  1款財産管理費4万2,000円の減額、2款予備費27万4,000円の追加は、歳入歳出の差額を予備費に追加するものであります。  以上、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定いたしました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  採決をいたします。  議第19号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議第19号は原案のとおり可決されました。 △日程第17 議第20号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第17、議第20号 平成22年度五泉市村松第二工業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) ただいま上程になりました議第20号 平成22年度五泉市村松第二工業団地造成事業特別会計補正予算(第1号)についてご説明申し上げます。  歳入の1款財産収入に2,000円と3款諸収入に19万7,000円を計上し、2款繰入金1,924万1,000円から19万9,000円を減額するものであります。  内容につきましては、電力柱敷地貸付料及びヘキサフォ株式会社からの土地貸付料納入遅延による延滞金を計上し、一般会計からの繰入金を減額したものであります。  以上、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定いたしました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  採決をいたします。  議第20号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議第20号は原案のとおり可決されました。 △日程第18 議第21号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第18、議第21号 平成22年度五泉市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) ただいま上程になりました議第21号 平成22年度五泉市後期高齢者医療特別会計補正予算(第3号)についてご説明申し上げます。  歳入歳出予算の総額から101万5,000円を減額し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ4億6,113万7,000円とするものであります。  補正の主な内容を歳入から申し上げます。  3款繰入金111万6,000円の減額は、一般会計からの事務費繰入金及び保険基盤安定繰入金を見込んだものであります。  4款諸収入10万1,000円の追加は、後期高齢者医療制度特別対策補助金を見込んだものであります。  次に、歳出について申し上げます。  1款総務費、1項総務管理費8,000円の減額は、一般管理費を見込んだものであります。  2項徴収費2万6,000円の追加は、公金収納取り扱い手数料の増額を見込んだものであります。  2款後期高齢者医療広域連合納付金103万3,000円の減額は、基盤安定繰出分の金額が確定したことによるものであります。  以上、よろしくご審議の上、ご決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定いたしました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  採決をいたします。  議第21号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議第21号は原案のとおり可決されました。 △日程第19 議第22号 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第19、議第22号 平成22年度五泉市水道事業会計補正予算(第5号)を議題といたします。  当局の説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) ただいま上程になりました議第22号 平成22年度五泉市水道事業会計補正予算(第5号)についてご説明申し上げます。  このたびの補正は、第3条に定めた収益的収入及び支出予算の収入予定額に4,196万9,000円、支出予定額に3,120万6,000円をそれぞれ追加するものであります。  また、第4条に定めた資本的収入及び支出予算の収入予定額を2,300万5,000円、支出予定額を1億1,417万円それぞれ減額するものであります。  初めに、第3条予算の収入について申し上げます。  1款1項営業収益に水道使用料2,700万円を追加し、補償工事収益629万8,000円を減額、2項営業外収益に退職給与金一般会計負担金2,126万7,000円を追加するものであります。  次に、支出につきましては、1款1項営業費用で受託工事費の工事請負費552万9,000円を減額し、退職給与金2,771万3,000円の追加、2項営業外費用で消費税900万円の追加が主なものであります。  続いて、4条予算について申し上げます。  収入では、1款3項の工事負担金を精算見込みにより2,300万5,000円減額するものであります。  支出につきましては、工事請負費等の精算及び精算見込みにより、建設改良費を1億1,417万円減額するものであります。  補正の結果、資本的収入額が支出額に対して不足する5億5,298万3,000円は、内部留保資金等で調整するものであります。  また、予算第8条に定めた職員給与費1億7,447万5,000円を2億221万円に改めるものであります。  以上、よろしくご審議の上、ご決定賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(土田春夫君) それでは、これより質疑に入ります。ご質疑ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。本案は会議規則第37条第3項の規定により、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定いたしました。  討論に入ります。ご意見ありませんか。          〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ないようでありますので、討論を終結いたします。  採決をいたします。  議第22号は原案のとおり決することにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、議第22号は原案のとおり可決されました。 △日程第20 施政方針の説明 ○議長(土田春夫君) 次に、日程第20、施政方針の説明であります。  当局より説明を求めます。 市長。 ◎市長(伊藤勝美君) それでは、施政方針及び予算総括説明を行います。  平成23年第2回五泉市議会定例会におきまして、新年度予算案をご審議いただくに当たり、市政運営に臨む所信を明らかにし、市民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。  昨年の1月29日に市長に就任して以来、1年余りが経過いたしました。この間、市政に対しましてご理解とご指導を賜りましたことに厚く御礼申し上げます。  就任以来、「市民が夢と希望を持てるまちづくり」をキャッチフレーズに、市民の皆様の負託にこたえるべく全力で取り組んでまいりましたが、このまちづくりの目標をどのように推し進めていくのか、改めまして私の所信を申し上げます。  「夢と希望を持てるまちづくり」をさらに前へ進めていくために、次の3つのテーマを掲げ市政運営を行ってまいります。  1つ目が「地域経済の活性化と雇用の確保」、2つ目が「安心・安全なまちづくり」、3つ目が「元気の源づくり」であります。  1つ目の「地域経済の活性化と雇用の確保」についてであります。  国は、「平成23年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」、これは平成23年1月24日閣議決定され、平成23年度は、新成長戦略の本格実施を通じて雇用・所得環境の改善により景気が持ち直し、国内総生産の実質成長率を、1.5%程度のプラス成長に見込んでいるところであります。  当市におきましては、地域経済、地場産業の低迷が続いており、景気の持ち直しによる好影響はまだまだ見込めず、雇用環境も改善の兆しが見られないという、厳しい状況が続くものと認識しております。  経済対策につきましては、国の緊急経済対策に係る交付金などを活用して、取り組んできたところでありますが、引き続き、緊急経済対策に係る繰越事業や市独自の経済対策などにより、積極的な取り組みを行ってまいります。  雇用の確保につきましては、「緊急雇用創出事業」などにより、100人余りの雇用の創出に向けて取り組んでまいります。  2つ目の、「安心・安全なまちづくり」についてであります。  日々、安心して暮らしていく上で基礎となるものが、健康であります。「みずからの健康はみずから守る」ことが基本ではありますが、行政の役割も欠かせないものと考えております。  五泉市の「がん」など、いわゆる3大成人病による死因割合は、全国平均、県平均に比べ高いという実態があります。毎年のように流行するインフルエンザや生活習慣病なども懸念されるところであります。  これらの懸念に対処するため、子供から高齢者まで、すべての世代の健康維持に欠かせない、「健診」と「予防」に、今まで以上に力を注いでまいります。  また、高齢者を対象とする交通安全対策や障害者支援、子育て支援などについて新たな取り組みを開始するとともに、引き続き、防災のための基盤・施設整備、安心安全な地場産農産物を使用した食育の推進、防犯・火災予防に対する意識啓発など、安心・安全なまちづくりを進めてまいります。  3つ目の、「元気の源づくり」についてであります。  「元気」の源は、何といっても、「将来に対する明るい希望」が持てることであります。  村松老人福祉センターは、「心と体の健康づくり」の拠点として、4月1日にオープンいたします。愛宕小学校は平成24年4月の開校に向けて、校舎と屋内運動場を建設いたします。統合保育園の建設準備や五泉駅周辺整備の検討など「将来の夢と希望」につながる取り組みを、計画的に進めてまいります。  また、ごせんの「元気」を市内外に発信する取り組みについても行ってまいります。新年度では、「緊急雇用創出事業」を利用して、FMラジオ新潟を情報媒体といたしまして、五泉市の情報を継続的に発信してまいります。これにつきましては、観光情報やイベント情報のみならず、福祉や子育て支援などあらゆる情報を発信していきたいと考えております。  次に、効率的な行政運営と市民協働によるまちづくりについてであります。  不断の行財政改革を進めていくことは昨年の施政方針でも申し上げましたが、行財政改革大綱及び集中改革プランに基づき、引き続き積極的に取り組んでまいります。現行の大綱及びプランは、平成23年度をもって終了いたしますが、次期行財政行動計画の策定を行い、行政の一層の効率化を進めてまいります。  また、常に市民の皆様の声に耳を傾け、行政が持つ情報を広く発信し、開かれた市役所、開かれた行政を目指し、市民の皆様と協働のまちづくりを進めてまいる所存であります。  市民の皆様の負託に応えられるよう、常にチャレンジ精神を持ち、スピード感を持った市政運営に努めてまいりますので、よろしくお願いいたします。  次に、予算の概要であります。  一般会計です。予算規模でありますが、9会計で383億4,895万8,000円となります。前年度対比23億9,358万8,000円、6.7%の増であります。  このうち一般会計は、前年度対比2.9%増の215億3,000万円であります。  特別会計は、8会計の合計で168億1,895万8,000円となり、前年度に比べ17億8,658万8,000円、11.9%の増となりました。  歳入についてであります。市税であります。経済動向や税収の状況等を勘案して、総額49億8,890万3,000円を見込み、前年度対比0.9%の増であります。  市民税については、景気の低迷などにより前年度対比0.2%減の19億8,728万円、固定資産税につきましては、家屋の新増築などにより前年度対比1.9%増の24億4,385万5,000円を見込んでおります。  地方譲与税等です。地方譲与税は、国の地方財政計画の指針をもとに前年度対比2.2%増の2億3,000万円を見込んでおります。  地方消費税交付金は、前年度対比9.8%増の4億9,400万円、自動車取得税交付金は、5,200万円を見込みました。  地方特別交付金については、児童手当及び子ども手当特例交付金を3,600万円、減収補てん特例交付金を3,900万円、合計で前年度対比14.8%減の7,500万円を見込んでおります。(81頁に訂正あり)  次に、地方交付税です。地域主権改革に沿った財源の充実を図るという国の地方財政対策方針に基づき、総額67億6,000円を見込み、前年度対比1.7%の増であります。うち普通交付税については、前年度対比2.5%増の62億5,000円を見込んでおります。(81頁に訂正あり)  また、特別交付税は、5億1,000万円を見込んでおります。  国庫支出金であります。障害者自立支援給付費負担金等の社会福祉費負担金、子ども手当負担金等の児童福祉費負担金、生活保護費負担金及び愛宕小学校校舎等新築工事費負担金などが主なもので、総額19億4,014万7,000円、前年度対比20.1%の増を見込んでおります。  県支出金です。障害者自立支援給付費負担金、後期高齢者医療保険基盤安定拠出金等の社会福祉費負担金、子ども手当負担金等の児童福祉費負担金、介護基盤緊急整備特別対策事業補助金等の社会福祉費補助金、子ども医療費助成事業補助金、ワクチン接種緊急促進事業補助金等の保健衛生費補助金、緊急雇用創出事業臨時特例基金補助金、ふるさと雇用再生特別基金補助金などが主なもので、総額13億2,737万8,000円、前年度対比25.5%の増を見込んでおります。  市債であります。地域振興基金債、道路橋梁整備事業債、消防施設整備事業債、愛宕小学校校舎等新築事業債、臨時財政対策債、借換債などが主なもので、総額34億4,499万2,000円、前年度対比0.5%の減であります。  次に、歳出についてであります。  総務費であります。後期基本計画策定事業、五泉駅周辺整備促進事業、地域公共交通活性化・再生総合事業、総合会館事業、庁舎整備事業などが主なもので、総額19億5,556万円、前年度比12.6%の減であります。主な減少要因は、人件費の減によるものであります。  民生費であります。障害福祉サービス費給付事業、障害者医療費助成等事業、国民健康保険特別会計と介護保険特別会計への繰出金、後期高齢者医療制度に係る負担金、子ども手当給付事業、生活保護費扶助事業などが主なもので、総額65億4,941万3,000円、前年度対比3.4%の増であります。主な増加要因は、子ども手当給付事業の拡充によるものであります。  なお、特別会計を設けて処理しておりました老人保健につきましては、制度の廃止から3年が過ぎ、特別会計を設ける根拠法の経過措置が終了するため、一般会計の民生費において同様の処理を行うこととしております。  衛生費であります。がん検診事業、救急医療対策事業、高齢者予防接種事業、子宮頸がん予防ワクチン接種費用助成事業、子ども予防接種(インフルエンザ)事業、ヒブ・小児用肺炎球菌ワクチン接種事業、子ども医療費助成事業、地域医療確保対策事業負担金、五泉地域衛生施設組合負担金などが主なもので、総額15億3,921万3,000円、前年度対比5.0%の増であります。主な増加要因は、各種予防接種事業の拡充によるものであります。  農林水産業費であります。農林特産品振興事業、水稲生産体質強化対策などの農作物生産推進事業、水田農業構造改革対策などの数量調整円滑化推進事業、農業基盤維持管理事業、林道等整備・維持管理事業などが主なもので、総額7億640万円、前年度対比16.4%の減であります。主な減少要因は、債務負担行為による農道等整備事業負担金及び林業施設災害復旧事業の減などによるものであります。  次に、商工費であります。ふるさと雇用再生事業として地域ブランド商品拡大事業及び観光総合コーディネート事業、経済活性化事業として住宅リフォーム事業補助金ほか各種の事業補助金、各種制度資金による金融対策などが主なもので、総額15億1,921万3,000円、前年度対比10.6%の減であります。主な減少要因は、中小企業不況対策特別資金預託金及び市制度資金預託金の減などによるものであります。  土木費であります。三本木中野3号線の設計等委託料、道路改良工事等の市単独事業、防雪対策として商工会議所周辺の消雪パイプ布設工事、駅前1丁目地内に消雪パイプ用井戸の新設工事、下水道事業特別会計への繰出金などが主なもので、総額15億6,718万2,000円、前年度対比5.1%の増であります。主な増加要因は、側溝工事、防雪工事などの道路維持費の増及び下水道事業特別会計繰出金の増などによるものであります。  消防費であります。村松分署庁舎耐震補強設計及び消防救急デジタル無線基本設計委託料、消防器具置場など消防団施設等整備事業、高規格救急自動車・救助工作車購入費などが主なもので、総額8億1,298万6,000円、前年度対比3.7%の増であります。  教育費であります。愛宕小学校校舎等新築事業、五泉小学校改築事業の耐力度調査委託料、五泉北中学校給食施設整備事業の実施設計等委託料、陸上競技場整備工事などが主なもので、総額27億2,068万2,000円、前年度対比、10.2%の増であります。主な増加要因は、愛宕小学校校舎等新築事業の事業費の増によるものであります。  公債費であります。総額36億7,368万9,000円で前年度対比11.9%の増であります。これは、借換債の増などによるものであります。  内訳は、市債償還元金が33億1,738万5,000円、市債償還利子等は、3億5,503万9,000円であります。  2といたしまして、特別会計であります。  まず、国民健康保険事業であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ57億265万2,000円であります。  歳出の大半を占める保険給付費は、37億628万円となります。そのうち、一般療養給付費では被保険者1人当たり約21万2,000円、退職療養給付費では被保険者1人当たり約22万2,000円を見込みました。また、後期高齢者医療制度への支援金等として、6億7,673万3,000円を見込み1人当たり約4万4,000円となります。介護納付金は、3億2,015万円で1人当たり約5万2,000円となります。  歳入につきましては、療養給付費等の医療費、後期高齢者支援金、前期高齢者納付金、老人保健拠出金、介護納付金等の経費から国庫支出金、繰入金等を差し引き、不足額を保険税として求めております。保険税は、国保財政を支えてきた財政調整基金が底をついたことから、5年ぶりの改定をお願いすることとなりました。保険税の現年課税分は一般被保険者・退職被保険者等合わせて11億5,973万円となります。  次に、介護保険事業であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ48億2,474万4,000円であります。  歳入につきましては、介護保険料、国・県負担金、支払基金交付金、一般会計繰入金など、所要額を計上いたしました。  歳出につきましては、保険給付費が46億2,096万7,000円で全体の95.8%であります。保険給付費の主な内訳は、居宅介護サービス等費が14億8,882万1,000円、地域密着型介護等サービス給付費が6億5,508万7,000円、施設介護サービス給付費が17億9,749万5,000円であります。  下水道事業であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ30億8,290万8,000円であります。  歳入につきましては、下水道使用料、公共下水道事業国庫補助金、市債及び一般会計繰入金などを計上いたしました。  歳出につきましては、汚水管渠整備事業費5億269万2,000円、雨水管渠整備事業費2億7,900万円及び元利償還金19億6,076万3,000円などを計上いたしました。  次に、簡易水道事業であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ9億4,953万5,000円であります。  歳入では、主なものとして水道使用料、簡易水道事業費国庫補助金、一般会計繰入金、簡易水道整備事業債を計上いたしました。  歳出の主なものは建設改良費で、統合事業・基幹改良事業に係る委託料と工事請負費を計上いたしました。  次に、村松第二工業団地事業であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ1,413万9,000円であります。  歳入は、敷地貸付料218万3,000円と一般会計予算からの繰入金1,195万6,000円を計上し、歳出は市債の元利償還金であります。  次に、後期高齢者医療事業であります。予算総額は、歳入歳出それぞれ4億5,717万1,000円であります。  歳出のほとんどが、後期高齢者医療広域連合納付金の4億3,472万1,000円となります。  歳入の主なものとしましては、後期高齢者医療保険料の3億414万3,000円と一般会計からの繰入金1億5,148万4,000円を計上いたしました。  次に、水道事業であります。予算総額は、17億8,367万円であります。  主なものとして、3条予算では、動力費・配水施設修繕費のほかに、新水源追加のための水道事業変更認可申請を委託します。  4条予算では、設備更新工事や老朽管布設がえ等工事のほかに村松浄水場に避雷器を設置し雷被害からの防護を図ります。  具体的な施策についてであります。  1、いきいきの泉水であります。1つとして、子供たちが明るくいきいきとしているまちづくりであります。  学習指導の基本的事項を定めた新しい学習指導要領が、小学校は平成23年度、中学校は24年度から全面実施される予定であります。  この新学習指導要領では、授業時数増を図ることや、言語活動や理数教育を充実すること、子供たちの豊かな心と健やかな体を育むために道徳教育や体育を充実することなどが盛り込まれております。  五泉市におきましても、これからの未来を担う子供たちが、健やかでみずから学ぼうとする意欲を高め、豊かな人間性と確かな学力、たくましく「生きる力」を身につけることを目指し、取り組みを進めてまいります。  具体的な取り組みについて申し上げます。  学力の向上につきましては、昨年度に引き続き学力向上形成事業を取り組み、教職員の指導力の向上に努め、子供たちの学ぶ意欲を引き出し、子供の個性や特性を生かした教育を推進いたします。また、小学校に1名、中学校に2名の外国語指導助手を配置し、国際理解教育の推進に努めてまいります。  次に、子供たちが抱えている不登校などの問題に対応するため、引き続き「心の教室相談員」を全中学校に配置し、生徒に対してカウンセリングできる体制を継続してまいります。また、市独自事業として小学生に対してのスクールカウンセラーを引き続き配置し、いじめや問題行動の予防対策に努めるとともに、問題が生じた際、速やかに対応できる相談体制を確立してまいります。また、不登校児童生徒に対し、市適応指導教室において体験活動や指導・助言を行い、学校へ復帰できるよう支援してまいります。  特別支援教育推進事業では、介助員や学習指導補助員を配置するなど、個に応じた教育を推進してまいります。  子供たちが、犯罪や事故などに遭わないための体制の強化につきましては、学校と警察が連携した指導や訓練を実施するとともに、スクールガードリーダーを配置するなど、犯罪被害の防止に努めてまいります。  また、奨学金貸付事業などを継続して実施するとともに、要保護準要保護児童生徒援助事業につきましては、要保護児童生徒に対するPTA会費等の援助費目を準要保護児童生徒にも拡充し、保護者負担の軽減に努めてまいります。  施設面につきましては、平成24年4月愛宕小学校の開校に向け、校舎・屋内運動場等を建築いたします。また、五泉北中学校の自校式給食施設の実施設計を行うとともに、五泉小学校の老朽化した校舎の耐力度調査を実施いたします。  食育につきましては、日本型食文化の伝承と地産地消を進めてまいります。  学校給食では、健全な食生活の習慣を身につけさせるため、平成21年度から週5回の完全米飯給食にいたしました。あわせて、保護者の負担軽減を図るため、米飯の炊飯委託をしている小中学校の炊飯委託料を引き続き市費で賄うこととしております。また、給食内容の充実ときめ細かな食教育の指導を目指し、献立は安全と衛生に十分配慮し、児童・生徒の希望も取り入れながら、栄養バランスのとれたおいしい給食が提供できるように努めます。  学校給食における地産地消は、安心・安全・新鮮な地元産農産物を給食の食材として使用できるよう、供給体制の拡大・充実に努め、使用率の向上を図ってまいります。  児童・生徒の目に見える給食活動により、食に対する関心を高めることができる食教育を行ってまいります。  2番目といたしまして、ともに生きがいをもてるまちづくりです。  生涯学習の推進につきましては、いつでも、どこでも、だれでも学べ、生き生きと暮らせるまちづくりを目指してまいります。  23年度では、総合会館中ホールの空調設備整備と陸上競技場の整備を行ってまいります。  生涯スポーツ社会の実現に向け、地域住民が主体となり、スポーツ環境の整備を行う総合型地域スポーツクラブについて検討を進めてまいります。  市民の皆様にスポーツやレクリエーションの機会を提供する「健康増進・体力づくり事業」につきましては、教室数を12教室から14教室に拡大し、運動不足の傾向にある20から50歳代の就労者を対象として、第2・第4土曜日に新たな教室を開催し、健康維持並びに体力増進に努めてまいります。  子供の安全・安心な居場所づくり、自主学習の習慣づけを目的に開設しております「寺子屋」教室につきましては、23年度も全小学校区において、週3回の開設を実施してまいります。  芸術・文化の推進につきましては、世界的名器でありますベーゼンドルファーを活用したピアノコンサートを開催いたします。  図書館につきましては、市民のだれもが自由に気軽に利用できる開かれた図書館を目指しております。知識を得る窓口として、いち早く情報が得られる新聞・雑誌を初め、魅力ある図書資料等をそろえ、図書館ネットワークを最大限に活用した情報提供に努めてまいります。五泉市の未来を担う子供たちの豊かな心をはぐくむ「読書習慣」を身につけてもらうため、学校図書館支援も含め、読み聞かせ活動などボランティアの方々との協力体制を整えてまいります。また、文化活動の拠点として、多くの皆様から喜んでもらえるよう、快適な利用環境を整えるため、さらなる施設整備に取り組んでまいります。  文化財の保護につきましては、県指定天然記念物「慈光寺参道スギ並木」の樹勢回復事業を引き続き、支援してまいります。  3番目といたしまして、一人ひとりが活躍できるまちづくりです。  高齢化は年を追うごとに進行しており、高齢化率は間もなく28%になろうとしています。こうした社会のもとで高齢者の方々が、生涯にわたって生きがいを持ち、住みなれた地域で生き生きと生活できるまちづくりに努めてまいります。  村松老人福祉センターにつきましては、22年度に「心と体の健康づくり」をテーマとした施設に建てかえをしております。高齢者はもとより、大勢の市民の皆様から憩いの場として活用していただける施設を目指してまいります。引き続き、高齢者の各種相談、健康増進、教養向上などの場を提供していくとともに、介護予防教室に新たなメニューを加えて、高齢者の交流・健康づくりの拠点として活用に努めてまいります。  高齢者の方々がその知識や経験を生かして地域で活躍できるよう、就労の場を提供しているシルバー人材センターの活動も引き続き支援してまいります。  障害者の自立と社会参加への支援についてであります。  障害者が地域において日常生活を送る上で、経済的負担の軽減を図り、自立や社会参加・社会復帰を支援するため、居宅介護、生活介護、日常生活用具等の各種サービス等の給付を継続して行ってまいります。また、今年度から新たに、常時おむつを必要とする在宅難病患者等を対象として、紙おむつ購入費の助成を実施いたします。  また、障害者本人や家族等からの相談が年々増加し、その内容は複雑かつ多様化しております。その相談に応じ、福祉サービスの利用援助、社会資源を活用するための支援、権利の擁護のために必要な援助、専門機関の紹介等を相談支援専門員等を配置する指定相談支援事業者へ委託するほか、五泉市障害者自立支援協議会を中核とした相談支援の体制整備・運営強化を進め、相談支援の一層の充実・強化を図ってまいります。  さらに、障害福祉サービス等を網羅した社会資源マップや相談支援パンフレットを作成し、支援を必要とする方へ障害福祉制度や各種サービスの普及・啓発に努めてまいります。  緊急雇用創出事業として、障害福祉施設人材確保支援事業に取り組みます。  市内の障害福祉事業所は、各種障害福祉サービスの需要の増加に伴い、慢性的に人材が不足しているため、不況により職を失った方などを雇用し、人員不足の解消を図ってまいります。  障害のある人がその能力や適性に応じて、自立して、安心した生活を送ることができるまちづくりを目指して、23年度に第2期「障害者計画」・第3期「障がい福祉計画」を策定し、障害者福祉施策の充実を図ってまいります。  大きい2といたしまして、安心の泉水であります。  まず、安心して子育てができるまちづくりです。  平成22年3月に策定した「五泉市次世代育成支援行動計画(後期計画)」に基づき、さまざまな子育て支援サービスの充実を推進し、市民が未来に希望を持って、安心して子供を産み、育てることができるやさしいまちづくりを目指してまいります。  保育サービスの取り組みから申し上げます。  土曜日1日保育につきましては、引き続き、3カ所での拠点方式により実施いたします。保育園の完全給食につきましては、未実施の4カ所を平成23年度にすべて実施いたします。これをもちまして、完全給食の整備は完了いたしますので、今後は、地域の食材を活用した地産地消をさらに進めてまいります。  統合保育園の建設につきましては、地権者との交渉を含む用地選定作業を進めているところであります。平成23年度に計画しております用地買収や実施設計などの事業予算につきましては、地権者の承諾等用地選定作業が終わり次第、直近の議会で補正をお願いしたいと考えております。  公立保育園民営化に向けた取り組みに着手いたします。  これは、民間保育所の持つ機動性や柔軟性を生かして、多様な保育サービスを提供するため、官と民との役割分担や責任の確保策、効率性、サービスの水準を検証しながら、「民間でできることは民間にゆだねる」を原則に、公立保育所の管理運営業務の民営化を進めることとしたものであります。23年度では、学識経験者や市民などで構成する「検討委員会」を設置して、公立保育園民営化計画を策定いたします。  学童クラブは、現在9カ所で実施しており、多くの児童から利用されております。現在、進めております愛宕小学校建設事業に合わせて、小学校内に新たに学童クラブを設置いたします。  子ども手当であります。  ご承知のとおり、平成22年度に児童手当にかわって、次代の社会を担う子供の健やかな育ちを社会全体で支援する観点から、中学校修了までの児童を対象に1人月額1万3,000円を支給するものとして創設されました。23年度では、国の方針に基づき3歳未満児までは1人2万円に引き上げるものとして、予算を計上したところであります。  子ども医療費助成につきましては、平成22年9月に通院の対象年齢を拡大し、すべての子供を小学校3年生までに、また、子供が3人いる世帯は、小学校6年生までに拡大を行い、経済的な負担の軽減を図ってまいりました。23年度も継続して実施してまいります。なお、新潟県は、市町村に助成しております医療費助成の所得制限を平成23年9月から廃止する予定であります。  子供の歯科保健につきましては、フッ化物を利用した虫歯予防をさらに進めてまいります。フッ化物塗布については、1歳半から保育園・幼稚園の年少までを対象に集団塗布と、平成22年度から新たに個別塗布を導入して対策の強化を図ってまいりました。今後は、フッ化物塗布の有効性の啓発活動を強化しながら、実施率の向上を目指します。また、フッ化物洗口は、平成22年度から実施した全小学校を加えた保育園、幼稚園の希望者を対象に継続して実施いたします。  母子家庭の経済的自立を図るため、新たに、国庫補助事業「高等技術訓練促進事業」を創設いたします。本事業は、2年以上の養成機関で修業する場合、修業期間中の生活費の負担軽減のために高等技術訓練促進費を支給して、安定した収入を期待できる資格を取得するために支援するものであります。  2番目といたしまして、健康で安心して暮らせるまちづくりであります。  総合健診事業でありますが、全世帯を対象に健康診査の希望調査を行い、各種がん検診等の対象者を把握し、みずからの健康をみずからが守るシステム確立に努めてまいります。また、糖尿病等の生活習慣病が年々増加する中で、平成20年度以降、40歳から74歳までの国民健康保険被保険者に対して、内臓脂肪型肥満に着目した特定健康診査及び特定保健指導を実施しております。この受診率の向上を図るため、40歳から65歳まで5歳刻みの年齢の方を対象とした無料クーポンの配布を開始いたします。受診率の向上により、将来の医療費の削減につなげてまいります。さらに、特定健康診査がより受診しやすくなるよう、6月から7月までの集団健診に加えて市内の特定の医院で受診できる個別健診や11月に追加健診を実施いたします。このうち個別健診の期間につきましては、従来の8月から10月までを、6月から3月までに拡大いたします。加えて、11月実施の追加健診につきましては、日曜日も実施いたします。国民健康保険のドック費用の助成につきましては、対象年齢を引き続き74歳までとして実施いたします。また、新たに75歳以上の方を対象として、1万円の人間ドック費用の助成を実施いたします。高齢者や若年層につきましても、従来どおり生活習慣病予防対策としての健康診査を実施してまいります。このため、緊急雇用創出事業の活用を図り、健康づくり推進員を配置して健康診査の啓発・普及を積極的に進め、受診率の向上に努めてまいります。  がん対策といたしましては、各種がん検診を実施し、早期発見早期治療に努めてまいります。子宮がん・乳がんの無料クーポン券事業を実施するとともに、受けやすい体制づくりとして休日検診を実施いたします。  昨年11月から、実施いたしました子宮頸がん予防ワクチン接種費用助成事業につきましては、昨年度1回以上接種済みの中学2年生から高校2年生と、中学1年生の女子を対象に1回1万5,000円の接種費用を助成いたします。  また、23年度から新たに75歳以上の肺炎球菌ワクチン接種費用を3,000円助成いたします。  子供予防接種事業では、平成17年から見合わせていました日本脳炎の定期予防接種が平成22年4月から再開され、生後6カ月から90カ月を対象に実施してまいりました。23年度では、新たに9歳から13歳未満の児童に拡大して取り組んでまいります。  ヒブ・小児用肺炎球菌ワクチン接種につきましては、22年度に引き続き国の支援を受けながら取り組んでまいります。  インフルエンザ対策につきましては、引き続き、中学生以下の子供を対象に13歳未満は2回まで、13歳以上15歳未満は1回までを1回につき1,000円を助成いたします。また、妊婦につきましては、1回1,000円を助成してまいります。なお、インフルエンザの接種方法等は、今後、予防接種法の改正に合わせて対応いたします。  自殺対策といたしましては、医療関係者や窓口対応職員等を対象に研修会を実施するとともに、カウンセラーによるこころの相談会を開催し、啓発活動や自殺予防に努めてまいります。  食育の推進についてであります。  「五泉市食育推進計画」の推進につきましては、子供からお年寄りまですべての市民の方に対し、食育に関する啓発活動を進めております。また、地場産農産物の消費拡大を図り、安全安心な食材を学校給食や家庭で手軽に使用できるよう、地元農家やJAなどと連携し、供給体制の整備を進めております。策定してから5年目を迎える23年度は、これまで進めてまいりました食育の取り組みを振り返り、設定した目標を達成できたかどうかを評価する節目の年であります。食に関する正しい知識を身につけ、望ましい食生活を実現するため、今後も啓発活動を進め、積極的に地産地消を推進してまいります。  高齢者福祉・介護保険の充実についてであります。  平成24年度から26年度までを計画期間とする、第5期介護保険事業計画を作成いたします。第5期につきましては、「団塊の世代」と言われる方々が高齢者年齢に達する期間であります。介護サービスの将来需要と保険料負担のバランスを慎重に見きわめながら、第5期計画を作成してまいります。  施設整備につきましては、小規模多機能型居宅介護施設、認知症高齢者グループホーム及び小規模特別養護老人ホームをそれぞれ1カ所ずつ建設いたします。  低所得者福祉につきましては、本市においても全国的な傾向と同様、社会構造の変化や景気の低迷、世帯の高齢化等に起因して、生活に困窮する方々がふえているため、生活保護制度や住宅手当制度等により必要な支援を行ってまいります。  大きい3番目といたしまして、安全な生活環境を守るまちづくりであります。  環境保全についてであります。  本市の良質な地下水・湧水を良好な状態で次世代に継承するため、引き続き地下水・湧水の水質調査を実施してまいります。また、中小河川においては水質調査を実施し、水質汚濁指標の設定を行い総合的な保全対策を推進してまいります。  当市が誇る美しく豊かな自然がはぐくんだ良質の地下水、伏流水、湧水や河川水から水道水はつくられ、健康で文化的な生活や各種の産業活動を営むために欠くことのできないものであります。快適な暮らしや産業活動の原動力である安全で安心なおいしい水を、災害に強く安定した供給を図るため、簡易水道区域の統合事業を含め送・配水管の新設や布設がえ、及び田川内・高石簡易水道の浄水施設建設を主なものとして施設整備を推進してまいります。  ライフラインとして重要な位置を占める上下水道については、耐震管の採用などを初めとして、耐震化を計画的に進めてまいります。  浸水対策事業についてであります。  村松市街地の浸水被害を軽減するため、滝谷川から村松駅前までの小新保雨水幹線に引き続き、村松駅前から村松本町通りを通過し村松高校裏までの中央雨水幹線の整備事業を推進してまいります。平成23年、24年度の2カ年で、村松本町通り延長611メートルを整備いたします。  交通安全と防犯の推進についてであります。  平成22年における五泉警察署管内の交通事故は、前年に比べ31件増加いたしました。死亡者も1名の増となっております。増加した要因としては、高齢者のドライバーが加害者となるケースや、歩行中に被害に遭う事故が増加したことなどが挙げられます。今後、ますます高齢化が進行する中、いかに高齢者の被害・加害事故を防止するかが重要となっております。高齢者と子供を対象とした交通安全指導を実施するとともに、高齢者による交通事故防止を図るため、23年度から高齢者が運転免許証を期限内に自主返納した場合、返納者に対し「ふれあいバス」または「ごせん乗合タクシー」の回数券の給付及び住基カードの無料交付を行う事業を実施いたします。また、交通安全施設の整備や交通マナーの向上を図るため、交通安全指導隊などの関係機関・団体と連携しながら一層の交通安全対策を推進してまいります。  安全・安心なまちづくりを目指して、防犯条例に基づき、関係団体との連携を強化するとともに、犯罪の発生を未然に防ぐため、広報誌やホームページなどを活用した防犯関連情報を積極的に提供し、防犯意識の高揚を図る啓発活動を推進してまいります。  また、関係団体で組織する防犯組合連合会が実施する事業を支援してまいります。子供たちの安全確保や盗難などの犯罪を未然に防ぐため、巡回パトロールに加え、市公用車でのパトロール活動を推進してまいります。さらに、集落間の防犯灯整備を推進し、あわせて町内会等管理の防犯灯に対し、費用軽減を目的として電気料金を負担してまいります。  4番目といたしまして、非常時に十分な対応ができるまちづくりであります。  消防・救急体制の推進についてであります。  近年、通常の火災や救助に加え、地震、風水害などによる大規模災害に伴う広域応援や、テロ災害、武力攻撃事態などにも対応が求められるなど、消防を取り巻く環境は急速に変化しており、ますます複雑多様化、高度化の傾向が強まってきております。このような状況に対応するため、広域的消防力の強化とともに、消防防災体制の充実や、消防施設等の計画的整備を図り、住宅防火の推進など予防対策にも努めてまいります。  消防施設・設備等の整備では、老朽化の著しい救助工作車と高規格救急自動車の更新を図り、救急救助体制の強化に取り組むほか、消火栓を設置し消防水利の充実に努めてまいります。  また、消防活動に欠かすことのできない消防救急無線が、電波法の改正により平成28年5月末日までにデジタル化へ移行しなければならないため、電波伝搬調査等に着手いたします。  地域防災力のかなめである消防団につきましては、施設・装備の充実のため、小型動力ポンプの更新や、老朽化の著しい消防器具置き場、ホース乾燥塔などの施設を整備するとともに、団員の装備を充実させるため雨衣を全団員に支給いたします。  火災予防対策として、住宅用火災警報器の普及を目的に、消防団員による世帯訪問、防火座談会及び各種広報媒体を活用し、市民に対して周知を図ってまいりましたが、平成23年6月から既存の住宅にも設置が義務化されることを踏まえ、さらなる設置推進を図るべく防火協力団体との一体的な活動に努めてまいります。  救急業務につきましては、少子高齢化の進展や住民意識の変化に伴い、高度化する救急需要に的確にこたえるため、県消防学校での研修、病院での実習など、救急救命士を初めとする救急隊員に対する教育研修を徹底し、活動技術や資質の向上を図り、質の高い救急業務への取り組みを推進してまいります。また、救急隊が到着するまでの応急手当ての実施が、救急患者の予後を大きく左右することから、応急手当ての普及と啓発の推進を図るため、AED(自動体外式除細動器)の内容を組み入れた救命講習会を計画的に開催するなど、市民に対する救急救命処置の普及啓発を、積極的に行い救命率の向上を図り、市民が安心して暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。  防災意識の高揚と防災施設整備の推進についてであります。  市民の安全で安心な暮らしを守り、災害発生時の被害を最小限にとどめるため、行政、地域、市民が力を合わせて、減災に取り組んでいく体制を構築してまいります。そのために、隣近所の助け合い精神を核にした地域の防災組織づくりを積極的に支援するとともに、高齢者や障害者など災害弱者への情報伝達等の体制づくりを進めてまいります。さらに、総合防災情報システムを活用し、県や近隣市町村との情報伝達のさらなる迅速化を目指すとともに、災害時における情報伝達と災害現場との連絡手段を確保し、より迅速で正確な情報を伝えるために防災行政無線整備計画の策定を行います。  地域防災訓練は、関係機関との連携訓練、要援護者の安否確認、市民参加の実践的な訓練等を予定しております。また、あわせて避難場所等への災害備蓄品の確保を推進します。  大きい3つ目でありますが、ふれあいの泉水であります。  青少年健全育成についてであります。  青少年健全育成を推進するため、青少年健全育成市民会議並びに子ども会連絡協議会の組織を強化し、活動を支援してまいります。  家庭、学校、地域や青少年指導員、子ども守り隊などとの連携を強化して、街頭指導を充実させ、非行や問題行動の防止に努めてまいります。  さらに、青少年育成センターの相談体制を充実し、悩みを持つ青少年及び保護者等への適切な対応に努めてまいります。  また、市内の全保育園、幼稚園、小・中学校で家庭教育学級を開催し、家庭での生活習慣の確立や基本的なしつけの実践を図り、家庭における教育力向上を支援してまいります。  国際交流についてであります。  経済のグローバル化が進む中、当市には約180人の外国籍市民が生活しております。お互いの文化や風習に対する理解を深め、地域社会の一員として認め合って生活できる環境づくりが求められています。  そこで、国際化に向けた環境整備の推進では、五泉市国際交流協会などの国際交流推進団体が実施する、諸外国との交流事業などを支援し、また、外国籍市民が不安のない快適な生活を送れるよう、日本語教育事業や市民との交流事業などを支援してまいります。さらに、国際交流団体連絡協議会の活動を推進し、国際交流を実施する団体間の連携や組織の強化を図ってまいります。  モンゴルとの交流促進についてであります。  昨年、8月に県モンゴル訪問団に私と議長が参加してモンゴルを訪問した際、ウランバートル市長から五泉市の交流先として同市のチンゲルテイ行政区の紹介がありました。チンゲルテイ行政区につきましては、泉田知事がウランバートル市長にモンゴルと五泉市の青少年交流の相手先の紹介をお願いしたところ、同行政区の紹介があったものであります。同行政区との交流につきましては、ウランバートル市長から青少年交流のみならず、経済、農業など幅広い分野での交流の提案があり、前向きに検討したいとお答えしたところであります。その後、親書、ファックス等で同行政区と連絡をとり合っていたところでありますが、この度、チンゲルテイ行政区議長が4月下旬に五泉市を来訪されますので、実際、当市を視察していただき、今後、具体的にどのような交流をしていくのか協議を行いたいと考えております。  大きい4番目、活気の泉水であります。  まず、活力ある商工業を育むまちづくりです。  我が国の景気は緩やかな回復基調にあるものの、地方では「景気回復の実感がない」状況にあります。  当市では地場産業であるニット産業や織物産業に加え、建設業や機械製造業などの低迷が続き、一向に景気回復の気配が見えません。また、それに伴い事業所数や常用雇用者数も減少しており、商工業の振興と雇用の確保が重要な課題となっております。  雇用対策につきましては、22年度に引き続きまして県の事業を活用しながら緊急雇用対策を実施してまいります。23年度は新たに、地域人材育成事業として、各種産業分野での就労に必要な知識・技術を習得するための事業に取り組んでまいります。  23年度は、緊急雇用創出事業で24事業、100人の雇用を目的に、事業費として1億9,285万9,000円で実施してまいります。  また、ふるさと雇用再生事業として、3,885万9,000円の事業費を計上し、継続的な雇用の確保に努めてまいります。  次に、商工業の活性化については、まちづくり推進事業により空き店舗が進む商店街において、商店街の皆さんや商工団体と協議しながら空き店舗を活用した商店街の集客拠点として、「まちの情報発信及び交流やイベントの場」を整備するとともに商店街への回遊性向上を目指してまいります。また、首都圏等への地場産品の販路の拡大、五泉地場産品のPRなどに取り組んでまいります。  また、緊急経済対策事業として市内建設関連業界の振興を図ることを目的として、22年度に引き続き住宅リフォーム事業を3,000万円の予算規模で実施してまいります。  金融支援対策につきましては、景気の低迷が続いておりますので、21年度に緊急経済対策特別資金として創設いたしました、「景気対策特別借換資金」を23年度も継続してまいります。また、県のセーフティーネット資金利用時の信用保証料補給も引き続き実施するなど、中小企業者の経営安定化のため金融機関のご協力をいただきながら、市制度資金を初めとした各種融資制度の見直し等により、より利用しやすい制度となるよう努めてまいります。  2番目といたしまして、魅力ある農林業を育むまちづくりであります。  農産物のブランド化と安全で安心な食の推進であります。  農業を取り巻く情勢は産地間競争に加え、食の安全・安心、環境保全に対する意識の高まりから、農薬や化学肥料を低減した安全性の高い農業生産が求められています。地域の特性に合った農産物に、より一層の高付加価値を追求することで、「五泉ブランド」を確立するとともに、その流通体制について整備を推進してまいります。また、農作物の地産地消や農薬、化学肥料を低減した栽培を進め、地球環境に配慮した農業を推進してまいります。  特産品振興でありますが、当市は、里芋の「帛乙女」や花卉球根、レンコン、イチゴ、キウイフルーツ、クリ、ギンナンなどの特産物が数多く生産されております。これらの特産物につきましては、今後も増産と栽培技術の向上を図ってまいります。  また、複合営農による農業経営の安定化を図るため、里芋などの振興作物を設定し、作付の拡大を支援してまいります。また、チューリップまつりを初め、市内外の各種イベントや都市消費者との交流事業など、あらゆる機会を通じて宣伝普及に努めるとともに、関係団体並びに生産組織と連携しながら、特産物の販路拡大と開拓を目指してまいります。  安定した農業経営と担い手育成の支援についてであります。  良質米生産対策でありますが、22年産米については、1等米比率が約9%と過去に例を見ない品質の低い年となりました。夏の猛暑が主な原因と言われており、全国的な品質低下の中、新潟県も1等米比率は約21%に落ち込みましたが、五泉市の1等米比率は、県下においても低い状況であります。本年も引き続き品質向上のため、減農薬・減化学肥料栽培について支援を継続し、普及拡大に努めてまいります。また、水稲病害虫対策として、広域防除等への薬剤助成に支援を実施して、良質米の安定生産に努めてまいります。  鳥獣被害の防止につきましては、国の助成制度を活用しながら、捕獲、生息調査、パトロール等の実施を継続し、地域と連携をとりながら、被害軽減を図ってまいります。  米の生産調整につきましては、22年度の達成率が、従来ベースで申し上げますと約88%であり、達成することができませんでした。23年度の転作目標率は43.86%と大変厳しい配分となっておりますが、本格実施となる「戸別所得補償制度」などの国の助成制度を有効に活用し、米の需給調整と自給力向上に向けた水田利活用に、生産者のご理解をいただけるよう関係機関・団体と連携して推進してまいります。また、転作に取り組む生産組織等の機械導入や土づくり、転作促進活動等への助成を継続してまいります。  「戸別所得補償制度」が本格実施されますが、認定農業者を対象とした水田経営所得安定対策につきましては、23年度においても継続して実施されることから、農業経営の安定化を図るために、対象者に対しましての周知や加入手続説明会を行い、加入促進を図ってまいります。  担い手育成につきましては、国、県の助成制度等の周知を行い、認定農業者や新規就農者、女性農業者及び営農組織の支援に努めてまいります。  農地農村の環境整備であります。  農業基盤整備事業につきましては、県営事業の「ため池等整備事業(関山地区)」や河川工作物応急対策事業で、早出川頭首工の改修工事に支援をいたします。また、桑山川排水機場の調査に取り組み、計画の策定につなげていきたいと考えております。  農地農村の環境整備につきましては、土地改良維持管理事業への支援のほか、農村地域共同活動の「農地・水・環境保全向上対策」実施16組織への支援を行います。このうち5組織が、5割減減の営農活動にも取り組む予定となっております。基幹水利施設補修事業では、幹線用水路の補修に支援をいたします。今後とも、県並びに土地改良区と連携して農地基盤の維持管理に努めてまいります。  林業についてであります。  森林の持つ公益的機能の発揮は、市民生活に安全と潤いをもたらすものであります。豊かな森林の保全は、地球温暖化対策としても重要な課題となります。しかし、林業をとりまく情勢は依然として厳しく、山林所有者の経営意欲低下、後継者問題により、造林された森林が荒廃する傾向にあり、基盤整備や施業支援が必要と考えております。  優良材の生産を推進するため、森林施業の新植や利用間伐などに対して支援し、森林所有者の負担軽減に努めてまいります。また、森林整備の省力化とコスト縮減のための林業機械の導入に対して、支援してまいります。  林業生産基盤整備につきましては、森林整備地域活動支援交付金事業により作業道の維持管理を継続し、林業生産基盤の維持に支援いたします。  治山事業につきましては、小規模補助治山事業で丸田地区の山腹崩壊箇所の復旧を行い、菅沢、高石などの地すべり箇所の巡視などを実施いたします。  また、保安林(松)保護事業として、愛宕山、小山田花見山の松くい虫対策を実施し、ふるさとの美しい森林を保全するため、県と連携し支援に努めてまいります。  産学官連携調査事業につきましては、さまざまな農業に関する研究、実験、実習が行われている新潟大学農学部附属フィールド科学教育研究センターと連携し、関係機関との協議の上、農業を通じたさまざまなまちづくりができないか、調査を進めてまいりました。23年度では引き続き、新潟大学及び関係機関と連携しながら、調査や情報収集を行い、テーマを見出し、地域の活性化を図りたいと考えております。  3番目といたしまして、地域資源を活用したまちづくりであります。  豊かな自然環境にはぐくまれた観光資源の中で、春の「花シリーズ」には、県内外から多くの観光客が訪れておりますが、その大半が通過型観光であります。これまでの観光拠点の充実だけでなく、町なかへの誘客が重要な課題となっております。  そのようなことから、「五泉フードブランド戦略推進事業」により、五泉市内で生産された農産物や加工品などを取り扱う食堂・料理店、菓子店や直売所等を認定し五泉産品のPRに努めるとともに、魅力ある商品づくりや新たな加工品の開発に取り組んでまいります。  また、22年度「花シリーズ」に合わせて実施いたしました「ごせん花めぐりスタンプラリー」を本年度も実施し、町なかへの誘客に努めてまいります。  23年度に緊急雇用創出事業を活用して、FMラジオ新潟を情報媒体といたしまして、五泉市の情報を継続的に発信してまいります。これは、観光情報やイベント情報に限らず、防災情報、農業・商工業の宣伝、小中学校や保育園の話題、福祉や子育て情報、地域の伝統、芸能、文化情報など五泉市のあらゆる情報を発信することで、五泉市の魅力を知っていただく絶好の機会と考え積極的に活用してまいります。 ○議長(土田春夫君) 本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。 ○議長(土田春夫君) それでは、市長に引き続き発言を願います。 ◎市長(伊藤勝美君) 大きい5番目、快適の泉水であります。  まず、一人ひとりが快適な生活環境を守るまちづくりです。  ごみの減量化とリサイクルの推進についてであります。  ごみの減量化や資源有効利用の推進は、循環型社会の実現にとって重要であります。  一般家庭から出るごみの量は4割くらいが紙類と言われており、紙類資源として再利用すればごみの量は大幅に減少します。広報紙でのお知らせや公衆衛生協会が実施するごみ分別研修会等を通して、市民の皆様並びに事業所のご理解とご協力を得ながら、ごみ排出量の抑制に取り組んでまいります。また、廃棄物の不法投棄対策につきましては、緊急雇用創出事業を活用し「不法投棄監視及び廃棄物回収事業」を22年度に引き続き実施し、不法投棄の防止と環境美化に努めてまいります。  下水道事業について申し上げます。  家庭や工場から排出される汚水を処理することにより、衛生的で文化的な生活環境を目指し、また、河川等の公共水域の水質改善を図る整備を推進してまいります。  平成22年度末までの整備状況では、事業認可面積914ヘクタールに対し、約795ヘクタール、面整備率は87%であります。なお、接続している戸数は約7,900世帯、接続率は73.5%であります。23年度は、今泉・白山団地・深沢などで、約11ヘクタールの整備を進めてまいります。  次に、快適な都市基盤を利用できるまちづくりであります。  だれもが安心・安全・快適に利用できる道路整備を推進し、地域間の道路ネットワークの構築と交通の利便性、安全性の向上を図ってまいります。  市道関係では、三本木中野3号線の詳細設計を実施し、安出船越線と駅前桜橋三本木線を結ぶ路線の早期完成を目指してまいります。また、菅沢護摩堂山線ほか9路線の道路改良整備を進めるとともに、旭町太田赤海線ほか4路線の測量を実施して計画的に道路整備を進めてまいります。  国・県道関係では、白根安田線の月見橋、今泉地内の新津村松線で交差点改良を実施いたします。歩道整備につきましては、新潟村松三川線川内地内の整備を引き続き実施し、新たに、国道290号の南田中地内から牧地内の整備を進めてまいります。  雪寒地域道路整備につきましては、商工会議所周辺に消雪パイプを布設いたします。また、駅前1丁目地内に消雪井戸を新設するとともに、老朽化した消雪井戸の機能回復を図るため、井戸の掘りかえを実施して、冬期間の交通確保に努めてまいります。  公共交通について申し上げます。  市、運輸局、交通事業者などで構成する「五泉市地域公共交通活性化協議会」が事業の実施主体となり、昨年10月から運行を開始している「ふれあいバス」「乗合タクシーさくら号」につきましては、引き続き実証運行を行い、市民の皆様から親しまれる公共交通となるよう取り組んでまいります。  また、22年度に用地を購入した蒲原鉄道跡地につきましては、どのような整備がふさわしいのか駅周辺整備のあり方を検討し、基本的な整備計画の策定を行ってまいります。  大きい6番目といたしまして、基本構想・基本計画実現のためにであります。  まず、市民と行政による協働のまちづくりです。  男女共同参画の推進について申し上げます。  男女共同参画社会の実現を目指した取り組みは、重要な課題の一つであります。  すべての男女の人権が尊重され、かつ豊かな市民生活とあらゆる分野に参画できる調和のとれたまちづくりを実現することを目指すために、20年度から取り組んでまいりました男女共同参画推進条例の策定につきましては、男女共同参画推進審議会の答申を経て、今議会にご提案をいたしたところであります。  男女共同参画の基本計画であります「ごせん男女共同参画推進計画」につきましては、策定から5年目を迎えることから23年度中の見直しを計画しております。  次に、効率的・効果的に行政経営が行われているまちづくりであります。  総合計画について申し上げます。  19年度に策定しました第1次五泉市総合計画の前期基本計画の期間が23年度で終了することから、24年度から28年度までの5年間を計画期間とする後期基本計画の策定を行います。  策定に当たりましては前期基本計画をもとに、より時代に即した計画となるよう、市民で構成する「市民まちづくり会議」を設置して、事業の優先度を検討しながら策定作業を進めたいと考えております。  行財政改革について申し上げます。  行財政改革については、18年度に策定いたしました「行財政改革大綱」並びに「集中改革プラン」に基づき、引き続き積極的に取り組んでまいります。  23年度におきましては、策定した補助金交付基準に基づく補助金交付要綱の見直しや、受益者負担の適正化を図ってまいります。  また、「行財政改革大綱」並びに「集中改革プラン」は、23年度が最終年度となることから、次期行財政行動計画の策定に当たってまいります。また、「定員適正化計画」の最終年であり、目標職員数は既に達成しておりますが、市民の視点・立場に立ったわかりやすい組織及び効率的・効果的な組織機構の構築を検討するとともに職員の適正配置を図ってまいります。  これからの五泉(まち)づくりを実践していくには、時代及び住民の要請に柔軟にこたえられる創造性や積極性が求められており、その変化に対応する職員の育成が重要な課題であると考え、人材育成に取り組んでまいります。  これら改革計画の適切な進行管理と評価によって、効果的・効率的に事業を進めるとともに、市民の皆様への分かりやすい行財政運営情報の提供に引き続き取り組んでまいります。  地域情報化の推進について申し上げます。  地上デジタル放送難視聴対策に取り組んでまいります。  23年7月の地上デジタル放送完全移行に伴う地上デジタル放送難視聴対策につきましては、新たな難視聴地域のデジタル化への対応を積極的に進め、地元と連携し、国庫補助制度を活用して支援を行ってまいります。  また、当市の電算システムは、23年中の速やかな更新に向け、システム調達、構築を行ってまいります。  温暖化防止対策率先行動の推進についてであります  地球温暖化対策につきましては、18年度に策定した「五泉市地球温暖化対策率先実行計画(ごせんエコモーションプラン)」に基づき、事務事業における温室効果ガス削減行動を展開しており、引き続き目標達成に向けて取り組んでまいります。  以上、平成23年度における施政方針と主な事業と予算について、ご説明申し上げました。市民の皆様並びに議員各位のご理解とご協力を心からお願い申し上げ、施政方針及び予算の総括説明とさせていただきます。ご清聴ありがとうございました。  大変失礼いたしました。3ページでありますが、訂正させていただきたいと思いますが、歳入の項であります。地方譲与税におきます下段から3行目であります。「地方特別交付金」と申し上げましたが、「特例交付金」であります。それと、地方交付税、「総額67億6,000円」と申し上げましたが、「67億6,000万」と万が落ちておりました。その下段も「2.5%増の62億5,000万円」であります。訂正させていただきます。 ○議長(土田春夫君) 施政方針をこれで終わります。 △日程第21 議員派遣について ○議長(土田春夫君) 次に、日程第21、議員派遣についてであります。  地方自治法第100条第13項及び会議規則第161条の規定により、お手元に配付の議員派遣書のとおりとしたいのでありますが、ご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、さよう決定しました。 ○議長(土田春夫君) お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。          〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(土田春夫君) ご異議なしと認めます。  よって、延会することに決定いたしました。  本日はこれにて延会いたします。              午後 5時02分 延会...